• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

勝ちパターンは“復讐”する

たゆまぬ「世代交代」で、進化の芽を見逃すな

  • 木村 公昭

バックナンバー

2010年5月14日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 これまで3回にわたり、勝ちパターンづくりのプロセスについて述べてきた。勝ちパターンは未来の競争優位についての仮説であるが、ある時点で仮説が有効と判断したら、それを大胆かつ徹底的に実行することが、勝つために必要である。このことは、2回目のホットペッパーの事例を見れば明らかだろう。

勝ちパターンは復讐する

 勝ちパターンを徹底する中で、業務、組織、制度などが最適化されていく。そうでなければ、勝てない。この結果、自社の勝ちパターンは一層強固なものとなり、好循環が生まれる。

 話はここで終わらない。どれほど強固な勝ちパターンであっても、いずれ陳腐化することは避けられない。そして、競争に勝てない状況に直面することになる。こうなる前に、新たな勝ちパターンづくりに舵を切らなくてはいけない。

 しかし、そのときには既存の勝ちパターンが組織の隅々まで染みついており、そこから脱却することは難しくなっている。

 そこで企業は新たな勝ちパターンづくりを始める代わりに、既存のものを磨き上げて微細な差別化へと向かうか、そのままでも勝てそうな新たな領域を探そうとする。――このことが状況をさらに悪くする。

勝ちパターンの発展段階

 既存の勝ちパターンを維持しながら、同時並行で新しいものをいかに作るか。今日、多くの日本企業が直面しているのは、まさにこの問題だろう。今回はこの問題について、考えを深めたい。

 勝ちパターンにも誕生、成長、成熟、衰退という発展段階がある。よく考えて、やってみて、振り返り、気づきを得て、修正するプロセスを繰り返しながら、有効な勝ちパターンを見出すまでが「誕生期」である。

 有効な勝ちパターンを見出したら、それを徹底的に推し進めることで、競争優位を実現するのが「成長期」である。その後、勝ちパターンは「成熟期」に移行し、最終的に「衰退期」を迎える。

 企業が成長を続けるためには、既存の勝ちパターンが衰退に向かう前に、新たなものに転換しなくてはならない。では、勝ちパターンの世代交代をいかにしてマネジメントできるのか。

勝ちパターンづくりと勝ちパターン強化

 勝ちパターンの発展段階を意識することは非常に重要といえる。発展段階に応じて、そのプロセスが異なるからだ。

 誕生期の勝ちパターンづくりのプロセスは、これまで説明してきたように、やってみて、気づくという創発的な性格が強い。これに対して、成長期の勝ちパターン強化のプロセスは、創発的というよりも計画的、分析的な性格が強い。

 そして、成熟期では計画的、分析的なプロセスと、新たな勝ちパターンづくりの創発的なプロセスが混在することになる。

コメント0

「勝つインテリジェンス」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官