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「世界一セクシーなお尻のテレビ」があった

木や紙で、長持ちするカバンを作ることもできる

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2010年6月2日(水)

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 展覧会「TOKYO FIBER SENSEWARE」は、日本の合成繊維の未来を示唆する、画期的とも言える取り組みだ。2009年4月には、世界最大級のデザインイベント「ミラノサローネ」でも、ミラノ・トリエンナーレ美術館で開催された。日本の繊維メーカー7社が主催し、グラフィックデザイナーの原研哉氏がディレクションを担当した。

 ここで来場者の関心を集めたのが、パナソニックの拭き掃除機「FUKITORIMUSHI」。シャクトリ虫のように体をくねらせながら這っていくと、床のほこりなどを取っているという仕組み。拭き取る布には、帝人ファイバーが開発したポリエステル製ナノファイバー「ナノフロント」を使っている。ただし、今のところ、製品化の予定はない。

 こんな斬新で意欲的な提案がいくつも展示される「TOKYO FIBER SENSEWARE」のスタートは2007年。その時に話題を集めたのが、ソニーの「手のひらにのるテレビ」だった。

 これは「スーパー・ニット」という伸縮性の高い素材をかぶせたもの。小鳥のように丸く、つんとしたお尻がニットの質感と相まって同社のデザイナーによれば「世界一セクシーなお尻のテレビ」を生み出した。

小鳥サイズのテレビ。外形をシリコーン層で作り、その上をニット素材の皮膚で覆った。写真のテレビのおしりから出ているのはイヤホン。筒状の編み上がりで太さを自由に操れる「ラッシェル・シームレスウェア」を使うことで、本体からイヤホンまで一体となったニット素材を無縫製で作成した。
織物に近いテクスチャーを持つ「スーパー・ニット」と呼ばれるニット素材。伸縮性の高い糸を使い、目が詰んだ組織ながら縦横への高いストレッチ性を持つ。

 ニットで覆われた軟らかい質感の中から浮き上がる液晶画面は、普段パソコンや携帯電話で見る画面より優しげだ。服を着せる感覚で付けるイヤホンや画面から現れる顔を見ていると、次第に愛着がわいてくる。

 「FUKITORIMUSHI」といい、「世界一セクシーなお尻のテレビ」といい、家電メーカーは繊維素材を、ペットと付き合うような安らぎや楽しさだったり、初めて手に触れた時の触感から来る愛おしさだったり、ユーザーの感情を強く揺り動かすための媒体としてとらえているようだ。

家電や自動車の分野が注目する「木」

 樹脂や金属では、なかなか温かみを表現しづらい。それを驚くべき発想で可能にしてしまったのが、大阪市のベンチャー企業であるゼロワンプロダクツ。なんと天然木をシート状にした新素材「テナージュ」を開発してしまったのである。

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