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トヨタがテスラ・モーターズに出資、気になる「ベンチャー6掛け説」の行方

  • 浜田 基彦

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2010年5月27日(木)

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 「6掛け、いや7掛け、やっぱり6掛けかな」。迷いながら教えてくださったのは、「ベンチャー系の電気自動車(EV)の航続距離は割り引いて評価している」という大メーカーの技術者だった。確か昨年のデトロイトモーターショーの会場だった気がするから、1年半も前のことになる。

 トヨタ自動車が米テスラ・モーターズに出資した。この6掛けがどうなるか、気になってしょうがない。電気自動車「テスラ・ロードスター」の航続距離は380キロ、「モデルS」はいろいろ仕様があり、長い方で483キロだ。

テスラ・モーターズのEVセダン「テスラ モデルS」

 ベンチャー系をもう少し挙げておくと、ノルウェーTHINK社の「TH!NK City」が170キロ。「TH!NK City」については同社のCEOであるリチャード・キャニー氏が、弊社主催のセミナー「AUTOMOTIVE TECHNOLOGY DAYS 2010 summer」で6月1日に解説することになっている。

 話を戻そう。ベンチャー系3車の航続距離を6掛けすると、それぞれ228キロ、290キロ、102キロになる。大メーカー系ではドイツ・ダイムラー「smart ed」が115キロ、日産自動車「リーフ」、三菱自動車「i-MiEV」がともに160キロだ。この関係をどう考えるか。本当に6掛けなのか。

 航続距離は「言ったもん勝ち」の数字である。10・15モード、LA4モードなどの燃費は各国や各州の監督官庁がきちんと試験法、定義を決めて測るが、航続距離にはそれがない。どんな走り方をした数字かさえ公表しないメーカーがあるほどだ。

航続距離をとるか、寿命をとるか

 例えば電池をちょっとだけ傷めてよければ、航続距離は簡単に、そして大幅に伸びる。もちろん寿命を縮めてはいるのだが、その影響が定量的に分かるのは電池が寿命を迎えたあと、つまり今から何年も先だ。

 加速試験という方法があって、先のことを占える。10年分、20年分の負荷を与えて早い時期に結果を出している。しかし、EV用電池のような新しいものに対しては、当然なことながら加速試験と実物との突き合わせができていない。加速試験はあまり信用できないのである。

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