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「要塞」から「身近な存在」に

NTTのイメージを変えたツイッター

  • 中川ヒロミ

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2010年6月3日(木)

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 5月14日の午後、東京・大手町にあるNTT持ち株会社の広報室は、間もなく開催されるNTTグループの2009年度決算発表の準備に追われていた。その真っただ中に広報部員が放ったつぶやきが、ツイッター上で大きな話題を呼んだ。

「のおぉぉん!会見の準備が間に合わないっ!あと45分!みんな、ちょっとずつでいい!オラに元気を分けてくれ・・・!」

NTT広報室公式アカウントの決算発表直前のつぶやき

 このつぶやきに多くのフォロワーが反応した。「おぉ!オイラの元気玉を受け取ってくれぃ!」「がんばれ!公式がんばれ!」「NTTとは思えない砕け具合」。その数は、100件近くにも上った。

 その後も、因数分解ボット(自動で発言するプログラム)のつぶやき「1986=2*3*331」に対して、NTT広報室アカウントが「申し訳ございませんが電話番号をお確かめの上再度おかけ直しください。」と返し、フォロワーから「センスがある」「上手いなあ」などの声が上がった。この調子で、毎日“軟式”のつぶやきを繰り広げている。

@NTTPRでつぶやく「大手町OL」(左)と「リーマン」(右)

 NTTグループを統括するNTT持ち株会社の広報室がツイッターを開始したのは、「会見が間に合わない」というつぶやきを投稿した4日前の5月10日。当初から人気を集め、開始から3週間で6400人を超えるというハイペースでフォロワーを集めている。このアカウントでつぶやくのは、30代前半の男性社員「リーマン」と20代後半の女性社員「大手町OL」の2人。この2人が、「NTTPRの中の人」として毎日つぶやき、NTTのイメージを変えつつあるのだ。

「NTTの企業文化じゃツイッターは無理でしょ」

 NTTの一般的な企業イメージを聞くと、「巨大企業」「お堅い」「保守的」「偉そう」といった答えが返ってくることが多い。巨大で顔が見えない要塞のようなイメージだ。実際、NTTグループは約20万人の社員を抱え、売上が10兆円を超える巨大企業である。2月頃にNTT広報室がツイッター上でのNTTに関する発言を調べたときも、このようなイメージの発言が多かったという。「NTTはツイッターを始めないのかな?」「あんなに大きくて、ああいう企業文化だから無理でしょ」といった会話も交わされていた。

 それを見ていたNTT広報室の社員(リーマンと名乗る)は、「このままではいけない。なんとかイメージを変えたい。確かにNTTは巨大企業だけれど、中では皆さんと同じようにがんばっているサラリーマンがいることを伝えて、皆さんとの距離を縮めたい」と考えた。

 早速、上司である広報室長と三浦惺社長に、NTT広報室の公式アカウントでツイッターを始めたいと持ちかけたところ、意外にも返事は「すぐにやれ」。無責任な発言だけはするなという条件で、始めることになった。

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