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時間進行の経営ダイナミクス

「数値経営力学」で優れた経営を行う

  • 宮田 秀明

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2010年6月25日(金)

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 ビジネスはダイナミックだ。つまり時間とともに大きく変化する。だから、経営の品質を高めるためには、ビジネスのダイナミズムを理解したり、予測したり、制御することが大切になる。

 私の提唱する新しい理系の経営管理手法を「数値経営力学」(Numerical または Computational Business Dynamics)と呼ぶのは、経営は方程式や類型パターンで示されているのではなく、すべては数値データとして得られていて、そのダイナミックな変化を見えるようにして理解したり、将来の変化を予測したり、変化に正しい対応をする方法を示したりすることが中心的になるからだ。

 時間とともにダイナミックに変化するダイナミズムを数字でとらえて経営に生かすのが、「数値経営力学」の基本である。

販売は時間軸上でダイナミックに変化するもの

 販売や需要の時間変化は様々である。電気なら季節変動と週次変動と昼夜変動が主なものである。昼夜変動を除けば、この変動はオフィス用品を扱う通販の売上げの変動と似ている。両方共に日常の必需品だからだ。

 アパレル商品になると商品による差が大きくなる。ある季節にだけ売れる季節商品が中心だが、年間を通じて売れる商品もあるし、極めて限られた短い時間にしか売れないものもある。こんな色々な変化に対応した経営が求められる。

 エレクトロニクス製品の多くは半年か1年のライフサイクルで新しい商品に切り替わるので、生産リードタイムが長いと販売データを使った生産計画づくりができなくて、多くの売れ残りを作ってディスカウントしなければならないことも少なくないだろう。

 書籍の場合は生産リードタイムが2週間くらいで大変短いのだが、販売期間も短くて、生産と販売がバラバラになって、結局40%の本が廃棄されている。文庫本やコミックなら販売日が販売のピークの日で、2日目以降急速に販売が減っていき、4週目にはほとんどすべてが終わっているといった商品も少なくない。

 電気やOA用紙のような必需品、稲盛和夫さんの『生き方』のようにロングセラーになった本、「スーパードライ」ビールのような定番売れ筋商品の場合は、時間進行する商売のダイナミズムを管理することが易しい。しかし、これは少数派と考えた方がいいだろう。ほとんどの商品は時間軸で販売がダイナミックに変化し、それに対応できなくて大きな損失要因になっている例は多そうだ。

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