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夏休み~遊びも大事

愛車と過ごす私の夏休み

  • 宮田 秀明

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2010年8月6日(金)

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 夏休みの季節に入った。たっぷり遊んで元気を取り戻してほしい。

 そういう私はかつて、約7年間夏休みがなかった。1993年から2000年まで、アメリカズカップのプロジェクトと格闘していたからだ。

 いちばん辛かったのは1994年から1995年にかけてだ。1993年の夏に、アメリカズカップの仕事に巻き込まれた私は、はじめから分っていた通り様々な失敗を繰り返していた。たった1年でアメリカズカップ艇を設計できないことは充分に理解していた。しかし、私より他に引き受けられる人がいないのも事実だった。

 レース開始の9カ月前にあたる1994年4月、サンディエゴにニッポンチームのベースキャンプを開設した。このため、私は頻繁にサンディエゴを訪れなければならなかった。サンディエゴはフロリダと並ぶ全米第1の保養地である。緩やかな気候の美しい街だ。

 しかし、私にとってはつらい思い出の街だ。翌1995年の正月に始まった第29回アメリカズカップに出場したニッポンチャレンジの2隻JPN30,JPN41の性能は今一。なんとかギリギリで準決勝まで進出したものの、準決勝では惨敗続きだった。

 「負けたのは船が遅いからだ」。

 チームメンバーも日本中の人もそう思っているように思えた。負けるのは本当に惨めだ。しかし、こんな思いをして、これを糧にしてもう一度勝利に向って挑戦することが大切だ。失敗の時間の中でも元気の気持ちを養っていなければならない。

テニスで出張中のストレスを紛らわす

 1年間に11回に及ぶサンディエゴへの出張で、唯一の楽しみはテニスだった。私はいつもスポーツバッグを携えて旅行する。その中にテニスラケットを1本忍ばせていた。チームのメンバーの住むミッションベイの北側のアパートには5面のテニスコートがあって、夜9時まで自由に使えた。夕食後の1時間、技術チームのメンバーやアルバイトとして派遣していた大学院生とテニスをしていた。どうも彼らは嫌々ながら優しく私につきあってくれたようだったが、これが最短3日、最長2週間のサンディエゴ滞在でたまるストレスを和らげてくれた。日曜日にメキシコに遊びに行って、私とのテニスの約束を破った助手と大学院生も居たが、彼らの優しさに感謝だ。

 2000年にアメリカズカップの仕事が終わった。暇になったわけではなかった。この年から私が中心になって創設したシステム創成学科がスタートし、未知に近いシステム創成の研究と教育を開始しなければならなかった。それでも二足のわらじの片方を脱いだことは大きかった。極端なまでの形で時間を使う人生を経験した後には、いろいろな時間の隙間がみつかるのだ。そこで開始したのが水彩画と車のドライブだ。

愛車、スカイラインとレガシーを楽しむ

 スカイラインとの本格的な出会いは1999年のこと。ベースキャンプのあった愛知県蒲郡へ毎週通うためにR32スカイラインの中古車を購入した。その1年前にレガシーを買ったので、このころ日本を代表する車に出会ったことになる。

 その後、RX-7やシルビアにも乗ったのだが、結局レガシーとスカイラインに落ち着いている。スカイラインは1999年製のR34型ターボ車。レガシーは買い替えたばかりの現行車だ。直列6気筒エンジンと水平対向4気筒エンジンという稀少になってきたエンジンを積載する、いずれも気に入っている車だ。

 春から秋にかけては、この2台の車のどちらかでドライブに出掛けるのが、テニスと並ぶ私の休暇の使い方だ。去年はスカイラインで出かけることが多かったが、今年の春からはレガシーを使うことが多い。現行のレガシーは一言で言えば「すべてが滑らか」だ。エンジンもサスペンションもいい。絶品なのは、CVT変速機とSIドライブの組み合わせだと思う。電気自動車と違ってガソリンエンジンは回転数が低いときはトルクが出ない。だから変速機が必須になる。現行のレガシーはこの部分にいちばん力を入れている。2.5リットルの自然給気エンジンの能力を最大限に使うためのメニューを、SIドライブという変速プログラムに組み込んでいるのだ。300馬力のエンジンを持つ車も、普通は100%の馬力を出すことはほとんどない。高速道路での発進と加速のときぐらいだろう。最大出力の10%~20%で動いていることがほとんどだ。SIドライブはその出力範囲をコンピュータープログラムで3段階に変えられるように設定されている。

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