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第2話 「見えるのに触れない…」を解決する、の巻

iWork、Office2 HD、そしてGoogleドキュメントでファイルを“いじる”

  • 鈴木 眞里子

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2010年8月6日(金)

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 「見られるのに、触れないなんて……」
 と、カウンターに座った川口部長は深い溜息をついた。

 ここは会社にほど近い定食屋。別名「社員食堂」と呼ばれるだけあって、川口部長の顔見知りがあちこちで食事をしている。川口部長の隣りの席で生姜焼きをパクついている山本君も、部下の一人だ。

 「部長。昼間から、なんの妄想してるんですか」
 「あ、いや、ちがうよ。iPadの話だよ」
 「iPadなら、触りまくってるじゃないですか」
 「画面は触れても、中の書類をいじれないってことさ」

 数日前、「iPadを仕事に使うぞ!」と決意した川口部長。iPhoneを使っている山本君から情報を仕入れ、資料をiPadで表示させるところまではこぎ着けたが、そこで行き詰ってしまったらしい。

 「山本君に教えてもらったDropboxもGoodReaderも、表示するだけだろ?」
 「そうです。僕はiPhoneだから、見るだけで十分。編集しようなんて、考えたこともありませんでした」
 「そうかぁ。実はこの間、客先で資料見せてたんだよ。途中までは良かったんだが、数値の入力ミスに気づいてね。修正もできなくて、慌てちゃったよ」
 「確かに、ノートパソコンならエクセルでチョイチョイって直せますからね」

 ビジネスソフトの三種の神器とも呼ばれるエクセル、ワード、パワーポイント。
 これらのファイルは、DropboxやGoodReaderで表示できるし、メールに添付されている場合はメールソフトで開くことができる。しかし、編集するとなると話が違う。残念ながら、現状ではiPad用オフィスは販売されていない。iPadをビジネスに活用したい川口部長にとって、超えなくてはならない大きな壁の出現である。

「iWork」という解決策

 「そんなに触りたいんですか?」

 と、声を掛けてきたのは秘書課の村野さん。秘書課というと気取ったイメージもあるが、男性の多い定食屋にも出入りする気さくな性格の女性だ。カウンター席に陣取ると、生姜焼定食を注文した。

 「人聞きの悪いこと言うなよ。冗談はさておき、村野さん、iPadとか、詳しいの?」
 「iPadは使ってませんけど、情報収集は大事な仕事ですから」
川「なるほど! 何かいい情報あったら、教えてよ」
 「オフィスのデータを編集できるソフト、アップルから出てるみたいですよ」
 「え! そうなんだ。さすが本家!」

 村野さんの情報によると、米アップルの「iWork」はオフィス文書を読み込んだり、編集したりできるらしい。iPad用には、iWorkという名前ではなく、「Pages」(文書作成)、「Numbers」(表計算)、「Keynotes」(プレゼン)の3つに分けて販売されているという。

 川口部長は急いでご飯をかき込むと、喜び勇んで会社に戻ってAppStoreにアクセスした。それぞれ1200円、合計3600円はちょっと高い気もしたが、これでオフィスソフトのファイルが自由に編集できるならと、思い切って「購入」ボタンをタップした。

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