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第3話 「iPadには旅をさせよ」の巻

スキャナーやキーボード、デジカメでiPadを“強化”しよう

  • 鈴木 眞里子

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2010年8月9日(月)

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 「よし、これで準備は万端だ」

 出張の準備を終えて、いつものように鞄をポンと叩こうとした川口部長の手が止まる。普段なら、出張には分厚い資料を入れていくのだが、今回鞄に入っているのはiPadとデジタルカメラだけ。

 「危ない、危ない。強く叩いちゃいけないんだった」

 京都への出張が決まったのは、昨日のことだ。
 今回は新商品のプレゼンだけでなく、客先の工場を見学して、実情を把握してこなくてはならない。資料だけでも相当な厚さになるところだが――。

 「俺にはiPadがある!」

 一人残って資料の準備をしていた川口部長は、新兵器を取り出した。
 その名は「ScanSnap」。ザックリ言うと、スキャナーである。が、ただのスキャナーではない。大量のドキュメントをスキャンし、PDFなどの形式で保存できる「ドキュメント・スキャナー」なのだ。

 部長がこのスキャナーを選んだ理由は、iPadとの相性の良さにある。ScanSnapの付属ソフトでは、直接Evernoteに保存することができるので、素早く見たいときに重宝する。今回のように「明日使う資料」といった場合は、PDFデータを「iBook」や「i文庫HD」(有料アプリ、800円)に転送して見るのがおすすめだ。Dropboxなどのようにクラウドを経由しないので、社外秘の文書でも安心である。

 「やっぱ『i文庫HD』だな」
 とつぶやきながら、必要な資料をiPadに読み込む川口部長。「i文庫HD」は縦書きの文章が本のページをめくるような感覚で読める。あらかじめ青空文庫の文学作品などが入っていて、これらの作品が入った書棚に、自分がPDF化した文書も並べることができる。この書棚に並べると、PDFがまるで本のように見えるのが気に入っている(図1)。仕事で使う資料には細かい文字も多いが、iPadなら拡大して見られるので安心だ。

画像のクリックで拡大表示

 実は川口部長、このスキャナーを使って、息子が小さい頃に描いたらくがきなどもiPadに保存し、ときおり眺めている。旅館のパンフレットや昔の写真などの思い出をiPadで持ち歩くためにも、スキャナーは必需品だ。

 このスキャナーでは付属のOCRソフトがあり、読み込んだ画像から文字を識別し、文字データに変換することもできる。Evernoteの有料版でも同様のことができるので、文字を検索する必要があるならぜひ利用したい。

 さて、川口部長のiPadに入っているのは、資料だけではない。プレゼン用のデータはもちろん、出張先の会社とやり取りしたメールも入っている。分厚いシステム手帳に書き込んでいたスケジュールも、今ではiPadで管理するようになっていた。いつもならひまつぶし用の文庫本を2、3冊持っていくところだが、「i文庫HD」のおかげでその必要もない。

 「なんか、嘘みたいに軽いな」

 と、鞄を持ち上げて首をかしげる部長。iPadとの初出張は、楽しみな半面、ちょっと不安でもあるらしい。

iPadが「旅の相棒」となる日

 新幹線に乗り込んだ川口部長は、すぐにiPadを取り出した。
 まずはヘッドセットを接続し、iPodから旅のBGMを選ぶ。iPadにヘッドセットは付属していないが、「一人旅に音楽は欠かせない」と、出張前に買い求めていた。これで周囲の音を気にせず、iPadに集中できる。

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