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忙しいミドルはなぜ“カフェ”で半日過ごしたかったのか?

「仕事を見直したい人」「新たな対話をしてみたい人」が集まる

  • 谷島 宣之

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2010年8月25日(水)

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 「ミドルの方々が半日間仕事から離れて社外で過ごすのは大変難しいと思います」。

 8月のあたまに、IT(情報技術)の仕事をしている部課長やプロジェクトリーダーを集めたセミナーを開催する機会があり、主催者として冒頭のように挨拶した。

 経営者も、現場の最前線にいる人も、ともに忙しいが、半日外に出る時間を作ることはその気になればできるのではないか。だが、経営者と現場の間にいるミドルの人が昼から夕方まで持ち場を離れ、社外のセミナーに参加するのは容易ではない。

 このセミナーで印象的だったのは、参加者が楽しそうに話をしていたことである。明るいプロジェクトチームを作るにはどうしたらよいか、というテーマについて参加者同士で話し合ったり、自分のチームの状況を分析したりするのだが、講師の進行が巧みなせいか、初対面の参加者同士が活発に議論し、会場は終始にぎやかであった。

初対面の人同士が対話を繰り返すという共通点

 その様子を見ていて、5月19日に開催した「ワールドカフェ」に似ていると感じた。ワールドカフェは、集まった人達が数人ずつテーブルに座り1つのテーマについて対話するもの。一定時間後に、別なテーブルに移動してまた対話し、それから最初のテーブルに戻ってまた話し合う。最後に一人ひとりが感じたことを紙に書いて壁に張り出し、全員でながめて終了となる。

 ワールドカフェの目的は、様々な対話を通じて新たな気づきを得ることであって、冒頭で紹介したような何かのスキルを身に付けるセミナーとはまったく異なる。ただし、初対面の人同士が対話を繰り返す、という点が共通していたので、似た雰囲気になったと思われる。

 5月19日のワールドカフェの様子については、本欄6月8日付の『「仕事をワクワクするには?」初対面の60人が3時間語り合う』でお知らせし、その中で次のように書いた。

 平日午後の催しに参加希望者が殺到、選ばれた60人ほぼ全員が遅刻も途中退席もなく参加し、皆満足して帰られた。こう書くと素晴らしい催しであった訳であり、実際そうだったのだろうが、理由が分からない。

 実を言うと、理由は聞いている。参加者数人にインタビューをしたからである。(中略)
5人の方が残って下さり、カフェに参加した理由、参加した感想、反省点、気付いた点を詳しく聞くことができた。5人の方のコメントはどれも明快であり、おそらく帰られた50数人もほぼ同様の理由で参加され、同様の感想を持って帰られたのであろう。(中略)

 それでも、やはりまだよく分からない。通常なら、ある催しと参加者を取材できれば、参加者の発言をもとに、その催しに関する記事を書ける。ところが、今回のカフェには筆者自身が参加したので、自分に取材する必要がある。「あれは何であったか」と自問自答を続けているがすっきりしない。(中略)カフェ終了後のインタビュー結果と筆者の自問自答については、おって本欄で書くので、しばしお待ちいただきたい。

 「しばし」と書いたものの3カ月も経ってしまった。「忙しいミドルが社外の場所で初対面の人達と会話をしたい理由」について報告する。

「仕事を魅力的なものにしたい」

 5月に開催したワールドカフェのテーマは、『「仕事をワクワクする」ためにあなたは何をしますか?』であった。多くの方から申し込みをいただいたのは、このテーマによるところが大きいと思っている。さらに、8月の別なセミナーを主催して確認できたが、「対話の場所」を歓迎する方がおられるということだ。

 5月19日のワールドカフェの後、インタビューに応じて下さった5人の男性の発言を紹介していく。職業や年齢は尋ねなかったが、おそらく製造業やIT企業などにお勤めの方々で、全員40歳代であったと思う。女性の方も相当数参加されたが、インタビューのために残った方はいなかった。理由は不明である。

コメント2件コメント/レビュー

筆者が感想を(なかなか)書けない理由をもっと深く分析して欲しかった。ワールドカフェの記事を書き、参加しているのに「問題意識がなかった」が結論では寂しすぎる。賛成意見より反対意見の方が視点として面白い場合があるので筆者の方には是非ワクワクしなかった理由を見つけて頂きたい。(2010/08/25)

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いただいたコメント

筆者が感想を(なかなか)書けない理由をもっと深く分析して欲しかった。ワールドカフェの記事を書き、参加しているのに「問題意識がなかった」が結論では寂しすぎる。賛成意見より反対意見の方が視点として面白い場合があるので筆者の方には是非ワクワクしなかった理由を見つけて頂きたい。(2010/08/25)

私もワールドカフェ参加者の1人ですが、仕事の都合でインタビューには参加せずに帰ってしまいました。谷島さんの印象にあるとおり、「問題意識の有無」が大きいと思います。「自発的な参加者」とそうでない谷島さんとの印象の隔たりは当然大きいと思います。しかし、「初対面」であることもまた、必要条件だったのではないかと思います。同種の問題意識を持っていても、利害関係があればそこで議論の方向性や方法論にバイアスがかかってしまいます。そういう意味で「初対面」「その場限り(恥も掻き捨て」である状態が逆に、「一期一会」となって盛り上がりにつながったのでしょう。一面では、言いっ放しの開放感とでも言いましょうか。そういうものとも感じました。特に、「空気が支配する」この国では、有り難い機会であったのでしょう。(2010/08/25)

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