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京都タニマチ気質がベンチャー救う

起業家を支援する政策が見えない民主党政権

  • 佐藤 紀泰

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2010年9月6日(月)

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 連載の最終回では同志社大学大学院の山口栄一教授に登場してもらう。山口教授はNTTの研究所出身の物理学者であり、自民党の小泉純一郎元首相が進めた構造改革でブレーンとなったシンクタンク、21世紀政策研究所でも活躍した。

 同志社大学のビジネススクールでイノベーション論などを教えるだけでなく、実際にベンチャーの若手経営者を育てている。

 そんな山口教授は「日本でベンチャーを育てるとしたら、京都は最適な環境だ」と指摘する。追い込まれた日本を復活に導くベンチャー育成のために何が必要なのか。それについて語ってもらった。

(聞き手は佐藤紀泰=日経ビジネス編集委員)

 ―― 山口教授はもともと、NTTの研究所出身で、常温核融合などの研究者として知られていますね。どのような経緯で、ベンチャー企業支援に携わられたのでしょうか。

同志社大学の山口栄一教授(写真:山田哲也)

 山口 1992年に発表した常温核融合に関する研究が国内外で注目を集めました。その後はフランスでも研究をしました。ただ、1998年だったでしょうか。経済評論家の田中直毅さんから口説かれまして、シンクタンクの21世紀政策研究所に入りました。研究者仲間は驚きましたがね。

 田中さんは21世紀政策研究所の理事長をされていました。それで、科学者の立場から、日本の復活のための政策を考えて欲しい、ということでした。それで、移ることにしました。首相になる前の小泉さんも、研究所に来られていました。

紫外線センサーのALGAN、社長は元フリーター

 私が重要だと思ったのは、リスクを持って挑戦できるような日本にすることでした。ベンチャー企業育成のために、様々な提言をしました。それが小泉さんが首相になられてからの構造改革でも反映されました。ただ、問題なのはやはり民主党政権になってから、そうしたリスクを持って挑戦する起業家を支援するような政策があまり見えていないことです。

 ―― 山口教授は提言だけでなく、実際にベンチャー企業も育成されていますね。

画像のクリックで拡大表示

 2003年から、同志社大学大学院で教授をしていますが、京都に来たことが非常に良かったのです。21世紀政策研究所にいた時から、日本ではやはりベンチャー企業の育成が急務だと思っていました。京都に来てみて、そのための素晴らしい環境が整っていることを知りました。それで、2005年に紫外線センサーのベンチャーであるALGAN(アルガン)を設立しました。

 設立の経緯などを踏まえれば、京都がいかに環境が良いのかが分かります。簡単に言えば、京都には「タニマチ気質」があります。篤志家のように、協力してくれる人がすぐに集まります。そして、大学を含めた研究設備も素晴らしい。

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