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iPadで上下水道を視覚的に管理

小松電機産業、地図上で「水のエリア管理」可能にするシステム

  • 大河原 克行

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2010年10月27日(水)

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 外部の地図情報などと連携する上下水道遠隔管理システムを開発した。大きな画面を生かし、情報を視覚的に提供する。「起動が速く、必要な情報をすぐ取り出せる」というiPadの特徴に注目した。社内システムにも展開し、新たなビジネスの創造につなげようと意気込む。

「やくも水神Gシリーズ」の画面。Googleマップと連動しており視認性が高い

 島根県松江市に本社を置く小松電機産業は、iPadを活用した上下水道遠隔管理システム「やくも水神Gシリーズ」を開発した。

 やくも水神は、NTTドコモが提供するデータ通信網「FOMA」を利用する。サーバーなどを共用し、集中管理して、データを必要に応じて端末から引き出すいわゆる「クラウド型」のシステムとして2000年に発売した。これまでに38都府県190自治体、4800施設に導入した実績を持つ。

 水源地、マンホールポンプ、水門、消融雪装置、流量観測地点などに監視端末を設置して24時間遠隔管理を行い、水位が異常上昇したり、機器故障が起こったりした際には、メールで複数の担当者に一斉に緊急情報を送信する仕組みとなっている。

 中央監視システムや専用回線が不要であることから、低コストで導入できるうえ、災害時に強いシステムとしても評価されており、2004年の新潟県中越地震では、同システムを導入していた小千谷市で、停電や電話回線が不通になってもFOAM網のメールシステムを利用して異常を配信した。地震後にマンホールを簡易トイレとして利用した際には想定外の利用方法でも活躍した。満水状況になるとそれを通知してバキュームカーが回収に行くといった具合だ。

水のエリア管理を初めて実現

 iPadに対応した最新版のやくも水神Gシリーズは、iPadならではの操作性を生かしたものとなっている。Googleマップを利用することで、iPadに表示した地図上に水関連設備を表示するといった機能もその1つだ。

「水関連施設の情報が一元管理できる」と話す小松電機産業水神事業本部の稲若和昭事業本部長

 「これまでは、上水道、下水道など水関連施設が、別々の情報として管理されていた。Googleマップ上で、これを一元的に管理できるようになり、上下水をまとめた『水のエリア管理』が可能になる」(小松電機産業水神事業本部・稲若和昭事業本部長)という。iPadの大きな画面による視認性の高さが、モバイル環境における細かな上下水道管の確認を容易にしている。

 また、水道施設における機器の運転状況を時系列で確認できるほか、水位、センサー計測値などの変動値のグラフ化、遠隔地から機器の運転時の電流値の変化確認といった用途にも利用できる。日報、月報、年報、警報履歴といった日常管理に必要な各種帳票に流用するのも簡単だ。

 「これまで持ち歩いていた数多くの資料を電子化して、iPad上で管理できるようになった。さらに、3G回線を通じて、現場で必要な情報を検索したり、これまではオフィスに戻ってからやっていた報告作業を現場で処理したりすることもできる。大きな効率化につながる」(情報システム本部・田辺勉本部長)という。

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