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低価格競争に与しない「ソーシャルビジネス」という発想

消費者が「高くてもいい」と思う心理を探る

  • 小林 慎和

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2010年11月4日(木)

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 「今ならリラクゼーションサロン1万8000円が50%OFFで」――。

 60%OFF! 80%OFF! そんな数字ばかりが並ぶ。今年飛ぶ鳥落とす勢いのグルーポン系サービスだ。

  期間限定のキャンペーンで商品やサービスを破格の割引率で売りまくるグルーポン系サイト。消費者は、どうしても欲しいわけではないものを、ついつい買ってしまう。今では40を超える事業者が同様のサービスを日々提供している。しかも東京、大阪、さらには区単位にまで踏み込んで、日本全国津々浦々、そうしたクーポンがサイト上を飛び交っている。

 80%OFFなどのような破格な割引率でいったん利用してしまった消費者が、元々のプライスで再び利用することになるのだろうか。想像してみてほしい。1600円で青山の美容院で髪を切った人が、再び2万円支払う顧客として戻ってくるだろうか。ファッションセンスに疎い筆者には、それが想像できない。

 大手家電量販店も毎日最安値を声高に叫び、ファストファッションの店舗では途上国の低賃金を活用して低価格で品質の良いアウターウェアやインナーウェアを提供し、巨大メガショッピングモールも1000円を切るジーンズを売り出したりしている。

日本よりもケニアのほうが高価格!

 大事なのは、価格だけなのか。

 私は毎年10回程度、インドや東南アジアやアフリカに足を運ぶ。そうした国々にも、日本にもあるようなメガショッピングモールが並び立つようになってきている。牛乳、パン、コーンフレークなどの食品や、テレビなどの嗜好品。様々なプライスを現地で調査しているが、いつも驚くことがある。

 日本のほうが安いのではないか・・・。

 以前に訪れたことがあるケニアのショッピングモール「Tuskys」では、コーンフレークが450円で販売されていた。日本よりも割高なのは言うまでもない。

ケニア・ナイロビにあるショッピングモール「Tuskys」

 ブランドものならば、高価格でも消費者は買うのか。ルイ・ヴィトン、プラダ、シャネル・・・。しかし、今やブランド品もコメ兵などの二次流通の勢力が増し、さらにはレンタルサービスも出始めており、必ずしもこうした高級ブランド品が高価格を維持しているわけではない。

 この低価格化一辺倒の中で、高価格になるものはないのか。価格を維持できる要素はないものなのか。ここでは、そんな議論をしてみたい。

社会貢献と売上増を両立する仕組み

 「1L for 10L」というキャンペーンをご存じだろうか。

 「1L for 10L」は、キリンMCダノンウォーターズが、同社の販売するミネラルウォーター「Volvic(ボルヴィック)」で手がけているキャンペーンの名称である。このキャンペーンは2007年7月2日~9月30日、2008年6月1日~10月30日、2009年6月1日~10月30日、2010年6月1日~8月31日と4年連続で実施されてきた。キャンペーンの内容は、日本で1リットルのVolvicを買うごとに、10リットルの新鮮な水が西アフリカのマリ共和国という小さな国に「寄付」されるというものである。

 このキャンペーンを通して、2008年度は11億リットル強の水が同国に寄付された。2007年度の7億リットル強から大幅に拡大し、キャンペーンの認知が進んだ結果、寄付量が拡大したと言える。7億~11億リットルもの水が寄付されたということは、逆算すると、このキャンペーン期間中に、日本ではVolvicが1億リットル(500ミリリットルのペットボトルにして20億本程度)販売された計算となる。

コメント1件コメント/レビュー

文章のロジックと最後の結論は好ましくない.消費者は高くても良いとは言っていないからだ.同じ値段であれば+αがある方を選ぶと言っている.データをちゃんと見て発現して欲しい(2010/11/04)

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文章のロジックと最後の結論は好ましくない.消費者は高くても良いとは言っていないからだ.同じ値段であれば+αがある方を選ぶと言っている.データをちゃんと見て発現して欲しい(2010/11/04)

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