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もう検索はしない! Twitterが可能にした「出現する才能」

若者は本当に「夢」を持っていないのか?

  • 小林 慎和

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2010年12月2日(木)

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 中学生や高校生を対象にしたアンケートで、「将来の夢がない」という結果をよく目にする。「私が中学生の頃には、夢に溢れていた」と、現在は全く夢のない仕事で深夜帰宅するサラリーマンもまたよく目にする。

 各種アンケートの結果で「4割は夢がない」とか「5割が夢を持っていない」とかという数字を知ったところで子供たちの真の姿を理解することは難しい。内向き志向である? 海外に出ていきたくない? 本当にそうだろうか。

 これだけ連日マスコミによって、官僚叩きが行われている一方で、なりたい職業として多くの人が「公務員」と答える。

 そのアンケート結果をそのまま鵜呑みにして、高校生は堅実志向とまとめあげる。本当にそうだろうか。夢を持たないがゆえに、無難な回答として公務員という選択肢が選ばれているだけであり、積極的になりたいと思ったうえでの回答は少ないのではないか。

 どれが正しいのか。ここではそれを議論するつもりはない。こう表現すれば誰もが認めることがある。

 「十人十色。人はそれぞれ違う」

 人の気持ちをアンケートで把握することなど難しい。ほとんどすべての人がそう思うにも関わらず、我々大人は単純な答えを必要とする。そしてその単純な答えがメディアによって流され、それを見聞きした大人が、やはりそうかと、世の中の状況を「把握」できた(つもりになる)ことで安堵する。

ソーシャルメディアで実現した「個人の見える化」

 マクロ視点で統計的に物事を判断することが悪いとは言わない。統計処理をすることで見えることも多いのは事実である。しかし、こと人の考えや気持ちを理解するための1つ目のツールとしてアンケートを使うという手法は考え直してはどうだろうか。

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス(「mixi(ミクシィ)」や「Facebook(フェイスブック)」など)やTwitter(ツイッター)に代表されるソーシャルメディアによって、一人ひとりの個人の見える化が実現している。人を点、人と人とのつながりを線で表すソーシャルグラフを我々は手に入れ始れた。ソーシャルメディアの普及によって、人と人とのつながりが見えるようになってきたのである。

 そして、TwitterやFacebook、mixiによって密なコミュニケーションが生まれている。動画共有サービス「Ustream(ユーストリーム)」によって、誰もが個人のチャンネルを開設し、ライブ映像を配信できる環境が整ってきた。このように、多くの人が露出するように(できるように)なったことで、ひとつの大きな変化が生まれた。

 我々の目の前に、才能が次々と出現するのである。

 違う言い方をすれば、ソーシャルメディアを眺めているだけで、才能が出現してくるのである。将来の才能を早期に発見できるようになったのである。

 才能の発見。

 プロ野球や芸能プロダクションの方々は、日々全国(全世界)を飛び回り、才能を探索していく。プロの目利きによって、カツオの一本釣りよろしく、一人ひとりをピックアップしていく。その目利きは経験がモノを言い、最も代替が難しい仕事とされてきた。

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