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小売流通業の競争力:メーカーと顧客を最短でつなげることが重要

流通の多重構造がLOSS-LOSS関係の元凶

  • 宮田 秀明

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2011年1月14日(金)

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 本を読むことは大切だ。優れた経営者に読書家が多い。松下電器(パナソニック)の元社長の中村邦夫さんや、中国大使の丹羽宇一郎さんなどは有名な例だ。裏返せば、経営に有用な本がたくさんあるということだろう。

 しかし一方で、読むに値しないつまらない本が多いことも事実だ。

 私が書いた本は、最大で1万部強しか売れなかった。読んでくださった方々の評価は良かったのだが、販売量が増えない。

 そこで私は独自の解釈をした。潜在顧客100人のうち、実際に本を購入する人は1人だとすると、1万部売れたということは、100万人の潜在読者がいるということだ。1億2000万人のうちの100万人に受け入れられる本が、実はいちばん影響力のある本ではないか。日本を牽引する人たちが100万人だとしたら、1万部売れた私の本は、役割を十分果たした事になる。私の本が売れない理由を、そんなふうに考えてみた。少し負け惜しみみたいだが。

 ビジネス書で10万部以上売れる本はまれだ。しかし、たくさん売れた本の多くは、失礼ながら内容がつまらない。1億2000万人中1000万人に理解してもらうのは、かなり難しいことだ。実は、ウケ狙いや脅かし、暴露的な経済書などが世の中を賑わして、ベストセラーになることが多い。もちろん、稲盛和夫さんの「生き方」や、小倉昌男さんの「経営学」のような、そうではない真面目なベストセラーもあるのだが…

 私自身、もう40年も色々な仕事をして経験を積んできたので、少し慢心して、もう本から学ぶことはないと思うこともある。つまらない本が本当に多いとも思う。日本で出版されるビジネス分野の本は毎年5000冊もあるから、仕方ないことかもしれない。

本が人生の進路を決定づけることがある

 でも、もっと謙虚にならなければならない。人から、本から、歴史から、永遠に学び続ける気持ちを持たなければならない。学び続けようとすることは、向上心を忘れないということだ。これは、健康であることの証かもしれないと思う。

 出会った本によって人生が変わることもある。私の人生を変えた本を3つ挙げれば、「日本の軍艦」、「きけわだつみの声」、「南方郵便機」である。これらの本を読んで様々な思いを持って、船舶技術者としての社会人生活を始めた。

ウォルマートの成功の原動力を解説した良書に出会う

 6年前、小売流通業にまで研究開発対象を広げて、色々な出会いがあった。2008年6月には、ある1冊の本に出会って勉強させられた。小売流通分野に良い著作は少ないと思っていたから、少なからず驚いた。その本は、「ザ・プリンシプル」-サム・ウォルトンが実践した経営の成功原則100-(商業界)という本だ。世界最大の年商20兆円の小売業ウォルマートを創業したサム・ウォルトンの経営の原理原則をやさしく解説している。最初は翻訳本かと思ったのだが、実は吉田繁治さんというコンサルタントのかたが書き下した本だった。

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