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「真実のデータ」をどうつかむか

データマネジメントのあるべき姿を考える

  • 谷島 宣之

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2011年6月6日(月)

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 発表されたそのデータは正しいのか。誰かに変えられていないか。言うまでもないが、データの正しさは極めて重要である。政府の発表はもちろん、企業が公表する財務データに誤りがあっては大変なことになる。

 ではどうやったら、データの正しさを保証できるのか。改めて考えてみるとなかなか難しい。そう思っていたところ、日経コンピュータ誌5月12日号に『真実のデータをつかめ』という特集が載っていることに気付いた。一読し、執筆した島田優子記者にメールを送ったところ、返事が来た。島田記者とのやり取りを紹介する。

見せる情報はIT部門が決める?

谷島 特集記事、拝読しましたので感想を送ります。

 真実のデータをつかむための2つの秘訣として、「速さを追求する」、「見せる情報はIT部門が決める」と書いてありました。

 「鮮度の高いデータを、利用者の求めに応じて即座に提供する」ことが大事であり、そのためには、「速さを追求する」、すなわち最新のコンピューター技術を取り入れて高速処理すべし、と特集の前半に書いてあります。

 確かに速いことは結構ですし、最新技術を使うと実現できるのでしょうが、それよりもデータそのものの整理のほうが大変ではないでしょうか。

 そうと思いながら読んでいくと、「IT部門が中心となって真実を示すデータを精査する」というデータ整理の話が最後に出てきたので、安心しました。

 ただ、データの整備に責任を持つことを「見せる情報はIT部門が決める」と呼ぶのは、日経コンピュータの読者を意識したからでしょうが、ちょっと誤解を招くのではないかと思いました。

 「見せる情報はIT部門が決める」のではなくて、「見たい情報は利用者が決める」。その上で、正しい情報をIT部門が用意する、ということでしょう。

知っているのは、IT部門しかない

島田 もっと厳しい感想をいただければ幸いです。もちろん、欲しい情報を利用部門が希望するわけですが、一方で「社内システムのデータの種類や内容を知っているのは、IT部門しかない」ということもあります。

 これは、双日のCIO補佐の発言です。双日は全社で使うデータウエアハウス(データを蓄積、分析するシステム)を作るために、「データ点検プロジェクト」を実施し、現場でどのようなデータが欲しいのかをヒアリングし、必要なデータ項目を洗い出し、データ項目の統一を図ったそうです。この取り組みを特集の最後に紹介しました。

 ご指摘のように、同様の取り組みをもっと紹介すべきであったと思うのですが、今回、「速いことは良いことだ」の精神で取材をしたので、速さのメリットを聞くことを優先してしまい、データ整理についてあまり事例を集められませんでした。

 とはいえ、多くの企業が、データ整理の重要性を認識しています。例えば、大阪ガスは、全社で使うデータウエアハウスを構築し、分散していた部門ごとのデータウエアハウスの集約を進めているところで、データを集約する際に整合性を取る仕組みを大阪ガスグループのIT会社、オージス総研が開発したと聞きました。

 特集の冒頭で紹介した北陸コカ・コーラは、力のある企業で、会計と人事以外のシステムはすべて、情報システム子会社のヒスコムが作り上げています。内製する力があるので、データの整理は以前からしてあるそうです。

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