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「“新築持ち家至上主義”は終わった。これからは“シェア”の時代」

カルチャースタディーズ研究所代表 三浦展氏

  • 日経ビジネスオンライン編集部

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2011年7月8日(金)

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消費社会研究家として、ベストセラー『下流社会』をはじめ多数の著書を持つ三浦展氏。近著『これからの日本のために「シェア」の話をしよう』では、カーシェアリングやワークシェアリングなど、新しい消費、経済のあり方を説く。家の選び方、買い方に関しても、若い世代の意識は変化している、と語る。

―― 日本人の住宅選びはどう変わったとみていますか。

三浦 そもそも、家を新築で買う、という発想は、ほぼ日本とアメリカにしかない考え方です。戦後にアメリカから持ち込まれたイデオロギーといっていい。しかも、アメリカでは今でも(少なくともサブプライム問題以前は)家の値上がりを期待して買いますが、日本ではもう値上がりは期待できません。そのうえ、今回の東日本大震災で、建てたとたんに災害で壊れても十分な保証が得られない、という現実を目の当たりにしてしまいました。住宅を所有するリスクを痛感した人は多いはずです。

三浦 展(みうら・あつし)氏
カルチャースタディーズ研究所代表
1958年生まれ。82年一橋大学社会学部卒業。パルコでマーケティング情報誌『アクロス』編集長を勤めたのち、三菱総合研究所を経て、99年にカルチャースタディーズ研究所設立。団塊ジュニア、団塊世代などのマーケティング調査、家族や都市の研究を踏まえ、時代予測や社会デザインの提案を行う。
(写真:菅野勝男、以下同)

 30歳になったら結婚して、子どもを産んで、ローンを組んで新築の家を買う、というライフスタイルは過去のもの。今は結婚する年齢も子どもをつくる年齢もみんなバラバラでしょう。人によってライフサイクルが違うのだから、住まい方にもいろんなパターンがあって当たり前なのです。

―― では、若い世代はどんな家選びをしているのでしょう。

三浦 若い人たちは選択肢を幅広く持っていますね。新築持ち家が最上ではなく、新築か中古か、賃貸か持ち家か、全体を総合的に比べて自分に合わせて選んでいます。

 私が2010年に一都三県(埼玉、千葉、神奈川)在住の20~30歳代の女性を対象に行った調査(「現代最新女性調査」)では、家を買うなら「中古でもいい」と答えた人が約4割に達しました。「買う予定はない」という人も3割以上います。

―― 中古を選ぶ理由はなんですか。

三浦 予算4000万円で、新築マンションを買おうと思えば湾岸の埋め立て地などを選ぶことになるでしょうが、中古なら、歴史のある住宅街で、新築の半分とか3分の1くらいの値段で買えます。オイルショック以前に、鉄筋とコンクリートをふんだんに使って建てられたマンションなら、耐震性だってある程度は期待できます。それを自分が好きなようにリノベーションした方が合理的だという考え方が広まっている。

 特に3・11以降は、地形を見て家を買う動きが出てきた。海側、谷側は災害時に危険度が高い。しかし、地盤が固くて都心に近い山の手に家を買おうと思えば、手が届くのは中古しかないでしょう。

―― 近著では、住宅の“シェア”が広がると説いておられましたが。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授