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「あなたの会社もグーグルになれます」

ノルウェー企業が提案する“グーグル一極集中”を超える方法

  • 谷島 宣之

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2011年7月19日(火)

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 「あなたの会社もグーグルになれます。そのための力(パワー)を我々が提供します」。

 取材に行ったところ、相手のCEO(最高経営責任者)からこう言われてしまい、少々困った。

 ここで「グーグルになる」とは、「オンライン(インターネット)上であなたの会社が持っているコンテンツ(情報)をマネタイズできます(広告ビジネスができます)」という意味である。

 オンラインビジネスを手掛けているか、それに関連する仕事をしている人であれば、グーグルの広告関連ビジネスの巨大さと強さを知っており、「グーグルになれる」と言われても困るであろう。

 また、Webサイトは持っているものの、ものづくりやサービスなどリアルビジネスを本業にしている人であれば、高収益企業グーグルという知識は持っていても、自分のビジネスとは無縁であり、「グーグルになれる」と言われてもやはり困るであろう。

ノルウェーのテクノロジー企業、シーセンス(cXense)の創業者、ジョン・マーカス・ラービックCEO(最高経営責任者)。(写真:新関 雅士、以下同)

 「あなたもグーグルになれる」と言うのは、ノルウェーのテクノロジー企業、シーセンス(cXense)の創業者でCEOを務めるジョン・マーカス・ラービック氏である。

 「オンラインビジネスを手掛けている企業なら、何らかの形でグーグルの広告関連サービスを既に利用している。それを全否定するつもりはない。しかし、オンラインビジネスの利用者(オーディエンス)を引き付けて広告を提示するというビジネスが、グーグルあるいはフェイスブックといった大手に寡占されてしまう状態は、あなたの会社にとって良いことではない」(ラービック氏)

 確かに、独占や一極集中といった状態は何かとよろしくない。オンラインビジネスについては米国の数社が今、飛び抜けて強い。グーグルあるいはフェイスブックへの一極集中を超える方法を、ノルウェーの企業が考えて日本企業に提案する。これはなかなか興味深い構図である。

 オンラインビジネスを手掛けていない製造業やサービス業であっても、顧客対応を充実させる一環として、オンラインの活用は避けて通れない。オンラインビジネスを支えるテクノロジーの世界でラービック氏は実績を持つ人物であり、彼の話を聞く意味はある。

 テクノロジー業界において、ラービック氏の名前は、ファストサーチ&トランスファという企業の創業者として知られている。ファストもまたノルウェーの企業で、高性能のインターネット検索ソフトを開発、急成長していた。ところが、その技術に目を付けた米マイクロソフトによって、2008年に買収されてしまった。買収後、ラービック氏はマイクロソフトにいったん在籍してから独立、2010年2月にシーセンスを設立した。

状況が悪いというより、チャレンジが必要

 それではシーセンスが提供してくれる「力」とは何か。ここからラービック氏とのインタビュー内容を紹介していく。ただ、やや奇妙な質疑応答に読めるかもしれない。

 というのは、シーセンスが売り込み先と見ている業種の筆頭に、「新聞社」が位置付けられているからである。このため、CEOと記者の質疑応答というより、テクノロジー企業の営業担当者と見込み客である新聞社系出版社(日経BP社)の担当者との対話、あるいは経営コンサルタントと、そこに相談にやって来た事業担当者の対話のようにも読める。しかし、あくまでも通常のインタビュー記事なので、誤解のないようにお願いしたい。

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