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3・11以降「自分の生活は自分で守る」が78%

日経ビジネスオンライン読者2167人が答える

2011年9月27日(火)

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 「3月11日(震災)以降、日本社会の価値観やものの考え方が変わった」と考える日経ビジネスオンライン読者が85.8%に達している。自分自身の「考え方・意識の変化」については77.6%が「自分の生活は自分で守らなければならないと(再)認識するようになった」と回答した。

 これは日経ビジネスオンライン読者の中から12万2186人に調査協力を依頼し、8月17日から24日まで実施したWebアンケート調査の結果である。有効回答を寄せて下さった2167人の読者にこの場を借りてお礼を申し上げる。回答者の内訳は50歳以上が510人、40歳代が976人、30歳代が584人、29歳以下が97人。

 アンケート調査を企画し実施したのは日経BPコンサルティング、そして筆者が研究員をしている日経BPビジョナリー経営研究所である。研究活動の一環として3月11日以降、日本のビジネスパーソンがどのような考えで活動しておられるのかを調査した。結果は本欄を通じてお伝えしていく。日経BPビジョナリー経営研究所は経営者へのアンケート調査も別途実施しておりこちらについても結果をお知らせしていきたい。

日本社会の価値観は変化したか

 「3月11日(震災)以降の日本社会の価値観やものの考え方の変化」についての回答結果は図に示した通りである。「何らかの大きな変化があった」「若干の変化があった」「ここ数年変わりつつあった考え方が加速した」を選んだ回答者を合計すると全体の85.8%になる。

 通常であれば「85.8%もの人が『変化があった』と考えている」と書いていくところだが、あることに気づいて手が止まった。

 質問や回答の選択肢を作っていた時には考えなかったが「震災直後こそ変化があったものの今では元に戻ってしまった」と見ている人もおられるかもしれない。そうした方は選択肢が無いので「若干の変化があった」あるいは「変わらない」を選んだのではないか。

 なぜ今になってこう考えたのかというと「原稿を書いている自分はどうか」と問うてみたからである。筆者自身の回答は「震災直後は何らかの大きな変化があったはずだが今では元に戻りつつある」となり、選ぶとすると「若干の変化があった」になる。

 しかし震災の被害に遭われた方々に対する支援や震災地域の復興、福島原子力発電所の事故対策はまだまだ正念場が続く。復興や事故対策に直接関わらない人も含め、「日本社会の価値観やものの考え方」を自問自答し続ける必要がある。

コメント9件コメント/レビュー

私自身は、もともと「自分と家族の身は自分で守る」という考えでしたが、今回の震災でそれが大きく加速しました。仕事については、これまでとは全く違う環境に身を置くことにしました。また、築13年の木造の自宅を取り壊し、基礎を全部やり直して、鉄筋コンクリートの超省エネ住宅に建て替えました。もちろん、これらは震災前から検討していましたが、意思決定に際しては、今回の震災が大きく影響しています。(2011/09/28)

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「3・11以降「自分の生活は自分で守る」が78%」の著者

谷島 宣之

谷島 宣之(やじま・のぶゆき)

日経BP総研

一貫してビジネスとテクノロジーの関わりについて執筆。1985年から日経コンピュータ記者。2009年1月から編集長。2015年から日経BP総研 上席研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

私自身は、もともと「自分と家族の身は自分で守る」という考えでしたが、今回の震災でそれが大きく加速しました。仕事については、これまでとは全く違う環境に身を置くことにしました。また、築13年の木造の自宅を取り壊し、基礎を全部やり直して、鉄筋コンクリートの超省エネ住宅に建て替えました。もちろん、これらは震災前から検討していましたが、意思決定に際しては、今回の震災が大きく影響しています。(2011/09/28)

「組織社会・会社社会になって久しく」とありますが、日本が有史以来「組織社会・会社社会」でなかったことは一度もありません。武家社会以来のイエ社会が戦後崩壊してムラ社会になったと言われますが、頂点にアメリカがいるだけで実質的には今もイエ社会です。日本は市民革命を経ていませんし、個人主義は今日でも絵空事です。太平洋戦争で国土が焼け野原になっても変わらなかった日本人が原発事故ごときで変わるわけがない、と思いませんか?(2011/09/28)

アンケートから見えるものは3.11のリアリティに圧倒されて自然に内向きになったビジネスマンの意識の反映だ。曰く自分(家族を含め)は自分で守る。被災者を他者とするリアリティの欠如、つまり自然のリアリティに圧倒され、またそれに食傷し人間の生活レベルへの還元がなされない。原発破綻による核物質の拡散など個人の自助努力を超えたものがドロップしているのはなぜか?アンケートのパースぺクティブが多次元的?でトリックにかかっているようだ。(2011/09/28)

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