• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

架空?の「罵倒面接」を実況中継

苦しい弁明を乗り切るお詫びの作法とは

2011年9月26日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 日経デジタルマーケティングは、『ソーシャルメディア炎上事件簿』(同誌記者・小林直樹著)をまとめた。このコラムでは、その関連記事を紹介していく。

 第3回はネットマイルの“架空面接”事件。同社は、米グーグルが“フェイスブック対抗”として開設したSNS「グーグル+(プラス)」で早速“炎上”第1号となった。社員が個人アカウントで面接を実況中継。批判を受け、「架空の面接」だったと釈明。早期のお詫びと研修内容の公開で、騒ぎは鎮静化したが…。

 フェイスブックページを舞台にした企業の“炎上”事件として、海外ではネスレなどがターゲットになったが、国内企業ではニュースになるほどの大きなトラブルはまだない。

 今はちょうどフェイスブックページ開設ラッシュの時期で、今後は増えていくに違いない――。そんな見方も出ていた矢先、そのフェイスブック対抗と目される「グーグル+(プラス)」で早くも事件が起きた。グーグルが6月末にサービスを開始したばかりのSNSである。

「ひどい会社だ」と批判の声、抗議メール50通

 “火元”となったのは、ネット上のポイントサービスを運営するネットマイル(東京都千代田区)。「採用の面接官が応募者を罵倒しながら、リアルタイムでその面接の様子を垂れ流している」としてネット上で騒ぎになった。企業アカウントではなく、同社の20代男性社員のアカウントでの出来事だった。

 8月9日の16時過ぎ、この社員が「30歳の年齢で専門学校を今度卒業する人が新卒の面接に来た…どうしようw」「あと5分したら面接してあげないとw」などと書き込み、面接の様子をノートパソコンで“実況”開始。

問題となった“架空面接”のリアルタイム投稿

 「なんで社会人をやって、また電子系の専門学校へ入学したのか質問中」「噛みまくりだよww」「声が小さい」「5年のブランクは不問にしてる。どうせニートだろうからww」といった具合に、質問内容やその回答を交えながら、面接相手を中傷した。

 実況は16時20分前から17時10分ごろまで約50分間続き、フォロワーからも、「あははは!!やっべえ仕事場で声出して笑いそう!!実況おもしろいーー」「こりゃ駄目だなw」など、“合いの手”が入った。

 この件が同日夜からネット上を駆け巡り、ネットマイルに対して「ひどい会社だ」「面接の内容は守秘義務に該当しないのか?」といった批判が相次いだ。同社には約50通の抗議メールが届いたという。

 この騒動を受けて同社は翌10日の早朝、自社サイトにお詫びを掲載した。「意外と早い火消し」「対応早いな」など一部では評価の声が上がった。

 しかしながら称賛よりずっと多かったのが、お詫びの内容に疑義を唱える声だった。「SNSに書き込まれた『面接の実況』は架空のものであることが判明いたしました」という同社の調査結果に納得がいかない声が、ツイッター上で見る限り多数派。

コメント15

「ソーシャルメディア炎上事件簿」のバックナンバー

一覧

「架空?の「罵倒面接」を実況中継」の著者

小林 直樹

小林 直樹(こばやし・なおき)

日経デジタルマーケティング記者

2007年「日経デジタルマーケティング」の創刊に参画。現在同誌記者。1999年の東芝ビデオクレーマー事件の取材をきっかけに、ネット“炎上”案件の取材、執筆、講演がライフワークになっている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授