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POSレジがスマホになる日

決済や販売の現場にも進出

2011年10月6日(木)

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 「スマートフォンが業務に役立つ」と聞いた時、どのようなことを想像するだろうか。例えば――メールをどこでも読み書きできる、Webサイトや社内の情報掲示板にアクセスしやすくなる、顧客情報管理などに活用する――。そうした利用法では、手のひらに乗る情報端末であるスマートフォンは大いに役立つ。

 ただし、スマートフォンの業務活用範囲はもっと広がっている。その一例が、クレジットカード決済システムやPOS(販売時点情報管理)システムの端末として、スマートフォンを活用するソリューションである。既存の業務専用端末の代わりに汎用的なスマートフォンを使おうというわけだ。

場所を選ばずに決済が可能に

 クレジットカード決済の端末としてスマートフォンが利用できるようになれば、決済の場所の自由度が大きく広がる。これまでも、宅配便業者などが専用の決済端末を利用して、荷物を届けた客先でクレジットカードによる決済をすることはあった。そうした場面で汎用のスマートフォンを端末に使えれば、導入コストが高くなる専用端末を使わずに出先での決済業務が遂行できるようになる。

 スマートフォンには元からWi-Fi(無線LAN)や3G携帯電話によるデータ通信機能がある。店舗内などでの移動端末として使うならばWi-Fiが有効だし、客先などでの決済するときには3G携帯電話のデータ通信機能が効果を発揮する。汎用的な端末で導入コストが安いだけでなく、データ通信機能があらかじめ備わっていることも、業務ソリューションの端末として採用する際にメリットになる。

店員一人ひとりが“レジ”になる

 クレジットカード決済に加えてPOSレジの役割までスマートフォンが担うようになると、物を販売するスタイルがさまざまな点で変化する。

 1つ目は、物理的なこと。POSレジが不要になり、スマートフォンを中心としたいくつかの機器に置き換わる。スマートフォンそのものは店員が身につけて、接客で活用する。連携する機器には、バーコードやクレジットカードのリーダー、現金を入れるキャッシュドロワー、レシートを印刷するプリンターなどがある。いくつかの機器があるとはいえ、引き出しの中などに収納することもでき、置き場所も管理の仕方も変わる。もちろん、イベントなどで一時的にレジが必要な時にも、通信機能があるスマートフォンと周辺機器ならばすぐに利用が可能だ。

 2つ目は、販売の仕方。これまで、商品を購入する顧客は店舗の中で商品を選んで、集合レジに並ぶことが多かった。限られた数のレジに客が並んでいて、販売機会を逸することもあったはず。スマートフォンがPOSレジになれば、店員の数だけ決済できる「レジ」が増える。顧客を集合レジに並ばせるスタイルから、店員がその場で決済まで済ませられるスタイルへ。店舗のレイアウトも接客の方法も変わる可能性がある。

 さらに、ポイントカードなどで顧客情報を管理していれば、活用範囲は広がる。接客の際にポイントカードを読み込み、顧客情報や購入履歴をその場のスマートフォンで確認することが可能になる。例えば購入履歴から服や靴のサイズを確認したり、ワードローブを考慮して服のコーディネートを提案したりするような接客にもつながる。

スマートフォンに専用機器を装着して決済

 それでは、実際のソリューションをいくつか紹介しよう。まずクレジットカード決済のソリューションである。

 2010年からiPhoneを利用したクレジットカード決済ソリューションを提供しているフライトシステムコンサルティング(東京都渋谷区)。「ペイメント・マイスター」という名称のソリューションだ。

 ペイメント・マイスターでは、iPhoneにクレジットカード・リーダー付きの「Marketplece」と呼ぶ専用のiPhoneケースを装着する。さらにクレジットカード決済用の同名のアプリ「ペイメント・マイスター」をインストールし、決済の業務に利用する。決済は、ソリューション構築に協力を得た三菱UFJニコスの「ECカード決済サービス」に接続して実行する。

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「POSレジがスマホになる日」の著者

岩元 直久

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

ITジャーナリスト

日経BP社でIT、ネットワーク、パソコン雑誌の記者、デスクを歴任。特にモバイル分野については、黎明期から取材・執筆を続けている。独立後も継続して、モバイル、ネットワークの動向を執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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