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不可欠になるセキュリティ対策

マルウエアや紛失に備えよ

2011年10月17日(月)

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 携帯電話事業者の製品ラインアップを見ると、2011年の秋冬モデルは新製品のほとんどがスマートフォンになっている。従来型の携帯電話は、新製品があまり出てこない状況になった。こうなると、好むと好まざるとにかかわらず、これからはスマートフォンと付き合っていかなければならない。

 であるにもかかわらず、有り難くない事態が生じている。Android OSを対象とした悪意のあるソフトウエア(マルウエア)が急速に増加しているのだ。マルウエアとは、コンピューターウイルスやワームなどの総称で、コンピューター内のデータを破壊したり、流出させたりする機能を持つ。メールなどによって感染が広まるものも多い。セキュリティ対策製品を提供するマカフィーが、2011年8月に発表した「2011年第2四半期の脅威レポート」によると、Android OSを狙ったマルウエアが第1四半期に比べて76%も増加している。

 Androidが狙われる比率も高まってきている。第2四半期に確認されたモバイルプラットフォーム向けマルウエアの63%がAndroidをターゲットとしている。マカフィーは「Androidが狙われる傾向が今後いっそう高まる」と警告する。

セキュリティ対策ソフトの必要性が高まる

 パソコンでは、マルウエアなどを検出するセキュリティ対策ソフトを使用するのが常識になっている。一方、これまでの携帯電話は、セキュリティ対策ソフトの必要性が低かった。通信事業者のネットワークを介して各種のサービスを利用していたため比較的安全性が高かったからだ。ところがスマートフォンはインターネットに直結するネットワーク端末だ。そのリスクの高さはパソコンに近い。いつマルウエアが入り込むか分からないのだ。

 そうなると、スマートフォンでもパソコンと同様にセキュリティ対策ソフトを使う必要性が高まってくる。スマートフォンをビジネスで利用すると、その中には多くの情報が蓄えられていく。マルウエアにより、重要情報がネットに流出したら…。「対策があるなんて知りませんでした」では許されない事態も想定される。

 パソコン向けにセキュリティ対策ソフトを提供している各社はこぞって、スマートフォン向け製品の提供に乗り出した。脅威が迫っていることを感じさせる事実だ。

 シマンテックは2011年3月に、Android端末用のセキュリティ対策アプリ「ノートン モバイル セキュリティ」を発売した。Androidを狙うマルウエアなどへの対策はもちろん、端末が盗難や紛失にあった際に遠隔から利用できなくする「端末ロック」などの機能も兼ね備えている。

 トレンドマイクロは2011年8月、Android端末で利用できるセキュリティアプリ「ウイルスバスター モバイル for Android」の提供を開始した。盗難紛失対策、不正アプリ対策、Web脅威対策などの機能を備えている。

 個人向けのセキュリティ対策ソフトは、以上のように、オープンなプラットフォームであるAndroid端末向けが主流だ。そうした中でマカフィーは、Android版に加えてiPhoneを対象とした「McAfee WaveSecure iOS版」も提供している。紛失や盗難にあったデバイスを追跡して現在位置を特定する機能や、重要なデータをバックアップする機能を提供する。

 スマートフォン端末とサービスを提供する通信事業者も、手をこまねいているわけではない。製品としてのセキュリティ対策ソフトが国内で登場する以前の2010年12月、ソフトバンクモバイルはマカフィーのソフトを使ったサービス「スマートセキュリティ powered by McAfee」の提供を始めている。

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「不可欠になるセキュリティ対策」の著者

岩元 直久

岩元 直久(いわもと・なおひさ)

ITジャーナリスト

日経BP社でIT、ネットワーク、パソコン雑誌の記者、デスクを歴任。特にモバイル分野については、黎明期から取材・執筆を続けている。独立後も継続して、モバイル、ネットワークの動向を執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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