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あの日本シリーズで盛り上がりました?!

ソフトバンク優勝で幕を閉じた今季の総決算

  • トラ次郎,データスタジアム(データ提供)

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2011年12月14日(水)

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 去る11月25日、元近鉄バファローズ監督の西本幸雄さんが亡くなった。多くの選手を育てた名監督として知られる指導者である一方、悲運の監督としてのイメージも強い。大毎オリオンズ、阪急ブレーブス(チーム名はいずれも当時)の監督時代を含め、8回も日本シリーズに駒を進めながら、ついぞ日本一になれなかった。

 その西本さんが最も栄冠に近づいたのが、あの“江夏の21球”で有名な、1979年の広島カープとの日本シリーズである。3勝3敗のタイで迎えた最終戦。4―3と広島に1点リードされた9回裏、近鉄はノーアウト満塁のチャンスを迎える。

 マウンドには広島のリリーフエース、江夏豊。ヒットが出なくても、外野フライ、ゲッツー崩れなどで1点が入るチャンスはいくらでもあるこのケース。江夏自身も負けを覚悟した。しかし近鉄はスクイズ失敗などで無得点に終わり、勝利の女神は広島にほほ笑んだ。

 ちなみに江夏の21球とは、この9回の裏に21球を投げてピンチをしのいだ江夏のピッチングを描いた、スポーツノンフィクション作家、山際淳司氏の同名の作品に由来する。

今年の勝敗を左右した“森福の11球”

 福岡ソフトバンクホークスと中日ドラゴンズというリーグ優勝チーム同士が顔を合わせた今年の日本シリーズ。その中で、この江夏の21球を彷彿とさせる場面があった。ソフトバンクのセットアッパーの森福允彦が、2―1と1点リードで迎えた無死満塁のピンチを切り抜けたのである。投じた球数は11球。そのため、シリーズ終了後に“森福の11球”と呼ばれたりした。

 江夏の21球は最終第7戦の最終回というまさに土壇場だったのに対して、森福が件の11球を投じたのは第4戦の6回裏。劇的さの度合いでは劣っているようにも見える。しかしこのシーンは今年の日本シリーズの勝敗を決する重要なポイントだった。

 第3戦までは、中日が2勝1敗とリード。ここで1点でも入っていれば、今シリーズの中日の安定した投手力、そして第1戦、第2戦で相次いで決勝点を奪われていたソフトバンクのストッパー、馬原孝浩の状態などを考えると、中日が勝利を収める可能性はぐんと高まっただろう。

 この第4戦にも勝って王手をかけていれば、先発の2枚看板であるチェンと吉見一起が第5、6戦に控えていた中日は、かなり優勝に近づいていたはずだ。その重要な場面で1点も挙げられないとは、中日の落合博満監督にとって大きな誤算だったに違いない。

 さて今回は、今更ではあるけれど、いや、今だからこそ、今年のプロ野球の総決算として日本シリーズを振り返っておこう。

 今年から導入された打球が飛ばない新低反発球によってホームランが激減するなど、従来と様相が大きく変わったプロ野球の今後の戦い方とはいかなるものか。クライマックスシリーズが導入されて以来、日本シリーズに進むことができず、ようやく念願の日本一を果たしたソフトバンクはこれからも勝ち続けていくことができるのか。データスタジアムさんのデータで検証してみたい。

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