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スマートフォン普及はノートPCに吉か凶か

「利用している情報端末は?」、日経ビジネスオンライン読者2000人に聞く

  • 谷島 宣之

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2011年12月20日(火)

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 「どう使いこなすかというソリューション(問題解決策)に取り組むのではなく、逆ぶれと言いますか、使用禁止のほうに一極集中してしまい、びっくりしました」。

 PCの盗難防止対策を手がけるワンビの加藤貴社長はこう語る。加藤社長がワンビを設立し、ノートPCのデータを遠隔操作で消去できるソフトの販売を始めたのは2006年のことである。

 2005年に個人情報保護法が全面施行になり、セキュリティにこれまで以上に注目が集まった。それを狙って起業したにもかかわらず、日本企業や官公庁がノートPCの持ち出し禁止に走ってしまったので加藤社長は面食らったわけだ。

 「ノートPCを持ち歩き、どこにいても仕事をできるようにすることは、生産性の面でもオフィスに万一のことがあったときの対策の面でも効果的。技術革新が進み、ノートPCは高性能になり、軽く薄くなっている。しかも小型化は日本メーカーがもっとも得意とするところ。それなのに持ち出し禁止を続けて使わないのはあまりにもったいない」(加藤社長)。

PCを持ち出すための技術革新が進む

 セキュリティ対策に関しても技術革新が起きているという。ワンビの最新ソフトを使うと、ノートPCに電源が入っていなかったとしても、遠隔操作によって電源を入れ、そのPCに入っているデータを消すことができる。盗まれたり無くしたとしてもデータを消去できれば情報漏洩には至らない。

 当初発売したソフトはPCの電源が入っていることが利用の条件であった。そうでないとソフトを動かすことができない。これに対し最新ソフトはPCに入っている米インテル製プロセッサーがあらかじめ備えている仕組みを利用して電源を入れられる。ハードウエアの力を借りるわけだ。

 このハードウエア技術はインテルがPCのセキュリティや安全対策を充実させるために用意したもので2006年から機能強化が続けられている。ハードウエアの一部を常時有効にしておくことで、PCの電源が入っていなくても、あるいは基本ソフト(OS)が動いていなくても、離れたらところからPCの電源を起動し、セキュリティ対策ソフトを実行したり、動き出したPCの稼働状況を把握できる。

 こうした技術によりソリューションを用意できれば、もっと多くのビジネスパーソンがノートPCを持ち歩くようになるのであろうか。今、持ち歩ける情報機器と言えば、スマートフォンやタブレットが話題である。

 「スマートフォンやタブレットが登場したからこそ、ノートPCの持ち出し禁止は解除されていくはずだ」と加藤社長は期待する。

 「スマートフォンやタブレットは携帯電話と同様、個人が持ち出して使うもの。だが業務にも使われている。スマートフォンという高性能コンピューターの持ち出しが認められるなら、ノートPCについても“あり”になるはず」。

 その上でノートPCはスマートフォンやタブレットと共存していくと加藤社長は予測する。「仕事をすることを考えたら現状ではやはりPCを使うしかない」とみているからだ。

ノートPCの読者普及率は9割

 スマートフォンやタブレット、そしてノートPCのような情報機器は今後どのように利用されていくのか。そもそもビジネスパーソンはどのような情報機器を使っているのか。日経ビジネスオンライン読者に尋ねてみた。

 「持っている端末」を尋ねると「ノートPC」が全回答者2167人のうち89.3%、「携帯電話(スマートフォン除く)」が63.4%、「スマートフォン」が37.3%、「タブレット」が13%となる(複数回答、調査概要は本記事の末尾に掲載)。

 携帯電話やスマートフォンはさておき、ノートPCが9割近い。もっとも自宅や事務所のデスクトップ機として使っている方もいるはずで、9割近い読者がノートPCを持ち歩いているわけではない。

 「自分で買って持っている」機器を尋ねると、「ノートPC」が全回答者のうち76.6%、「携帯電話(スマートフォン除く)」が54.1%、「スマートフォン」が32.8%、「タブレット」が10.5%という順序になった。

 「自分で買って持っている」ノートPCを仕事に使っているのだろうか。回答は次の通りであった。

 「仕事でも使っている/使うことがある」がノートPC保有者1660人のうち39.4%、「仕事でも使いたいが、利用を禁止されていて使っていない」が16.6%、「仕事で利用していないし、利用するつもりもない」が28.3%。

 「仕事でも使っている/使うことがある」読者が4割近くおられる。今回利用シーンまでは調査しなかったが、持ち歩いて仕事に使うほか、仕事を家に持って返り、自宅のノートPCで仕事を続けるというやり方もある。

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