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最終回:「経営の設計学」と歩んだ6年間

私を支えた愛車たち

  • 宮田 秀明

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2012年3月30日(金)

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 これが「経営の設計学」の最後の原稿になる。6年間、付き合ってくださった読者の方がいるかもしれない。最近になって、読み始めてくださった方もいるかもしれない。いずれにせよ、読者の皆様に感謝したい。講演会やその他の様々な機会で、読者の方と直接お会いして、私がビックリする場面が少なくなかった。だが、直接お会いできた方はほんのわずかだ。

 大変うれしいのは、「経営の設計学」は再読することが可能なことだ。紙媒体と違って、私のコラム記事はネット上にいつまでも残っている。ネット社会になる前は、どんなに大きな業績を上げた人でも、どんなに重要な社会貢献をした人でも、時がたつにつれて人々の記憶から消えてしまった。

 私の研究室の先輩には、文化勲章を授与された山県昌夫先生や、文化功労者になられた乾崇夫先生がいる。今でも海外から、特に技術史の研究者から問い合わせがある。しかし、業績も発言も人柄も、時代とともに消えてしまいそうだ。紙媒体上にしか記録が残っていなかいからである。それに比べると、「経営の設計学」をネットの上に残せる私は大変幸せだ。

 教員が大学を定年退職する時、記念論文集をつくることが多い。私も勧められたが、論文集ではなく作品集にすることにした。作品の中心は私が設計し開発した船やヨットだ。ただし、趣味の水彩画もある。論文も少しだけ入れたが、むしろ一般雑誌へ寄稿した記事を数多く収録した。「経営の設計学」はあまりに量が多いので、タイトルリストだけを入れることにした。

 「経営の設計学」は、6年間、ほぼ毎週原稿を書いたので、全部で288編になる。毎回約3000字だから、合計すると約90万字になる。本にすると最大10冊分ぐらいになるだろう。

「経営の設計学」を支えた愛車

 データを正確に見ていないのだが、この288編の中で一番ページビューが多かったのは、連載2年目に書いたGT-Rのインタビュー記事だろう(関連記事「未知への挑戦が“強いブランド”を築く~日産の旗艦車種『NISSAN GT-R』開発チームの挑戦(2)」)。このクルマの開発は、私のアメリカズカップ艇の開発と通じるところがある。日産自動車の開発責任者の水野和敏さんとの会話が盛り上がった。

 私もこのクルマを手に入れたいと思った。熱い技術者の作品を味わいたいと思ったのだ。だが、私にとっては価格が少々高かった。「定年で大学を辞める時には入手しよう…」とも思ったが、その性能の高さが日本の道と私の用途に合わないと思った。要するにオーバースペックなのだ。そうこうしているうちに本当に定年が近づいてしまった。

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