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「社長、勘や占いで決めては困ります」

意思決定に必要な高品質の情報を生み出す方法

  • 谷島 宣之

バックナンバー

2012年6月6日(水)

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 ビッグデータあるいはビジネスアナリティクスといった言葉をIT(情報技術)企業が喧伝している。最新のITを利用すれば意思決定に役立つ情報が得られるという。

 ピーター・ドラッカー氏は「必要な情報は現在の情報システムでは得られない」(『43年前に指摘された「コンピュータ病」』を参照)と指摘した。経営者が「情報責任」を果たしていないからで、この問題がある限り、最新ITをどれほど利用しても事態は変わらない。情報責任を果たすとは「どのような情報が必要か。どのような形で必要か。いつ必要か。誰から得るか。そして自分はどのような情報を出さなければならないか」を決めることである(『「CIAのI」をお持ちですか』を参照)。

 経営者に限らずビジネスパーソンは「情報を使ってものごとをなしとげるという情報リテラシーの域に達しなければならない」(『パソコン操作は情報リテラシーではない』を参照)。その上で「組織が必要とする情報」を定義していく(『「組織が必要とする情報」を持っていますか?』を参照)。

 組織が必要とする情報をどう定義し、提供していくか。今回は番外編として、情報のマネジメントに関する国際的なプロフェッショナル団体DAMA(データマネジメントアソシエーション)日本支部の林幹高理事の寄稿を紹介する。

 「3カ月連続で売り上げが落ちています」

 会議でこう報告があったとしよう。報告を聞いた上司は直ちに指示を出す。「上司」は部課長や担当役員だったり、ときには社長だったりする。

 「だから言ったんだ。毎日最低5件は顧客回りをしろと」

 似たやり取りを挙げてみる。

 「納期遅れの件数が異常に増えました」
 「たるんでいる。気を引き締めてくれ」

 「顧客満足度を調べたところ、かなり低いことがわかりました」
 「営業担当者に厳重注意し、満足度を上げさせろ」

 「材料の購入価格が15%も上がっています」
 「業者をもっと叩け」

 「キャッシュフローに余裕がなくなってきました」
 「支払条件を守らない取引先に毎月督促しろ。俺は明日から銀行回りだ」

 即答した上司に対し、おずおずと「そういうことでなんとかなりませんものですから相談しているのです」と言ったとしよう。

 上司は声を荒げる。
 「とにかく頭を下げてこい。ここは我慢だ。努力が足りない」

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