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「協調性」を最重要視する世界各国、重視しない日本

「現状を打破する力」を重視する日本、重視しない世界各国

2012年10月9日(火)

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 世界の経営者と日本の経営者はこれほど考えが違うのか。ある調査結果を見ていささか驚いた。

 世界各国のCEO(最高経営責任者)1709人に「成功する社員に求められる特性」を聞いたところ10の選択肢のうち、一番に選ばれたのは「協調性」だった。75%のCEOが選んでいる。

 1709人の中には日本の経営トップが175人おり、日本の経営者だけで調査結果を見ると「協調性」は13%の経営者しか選ばず、最下位となった。75%と13%というのは極端に違う。

 もう一つ顕著な差が出たのは「現状を打破する力」だった。日本の経営者は57%が選んだのに対し、世界のCEOは16%しか選んでおらず、「現状を打破する力」は選択肢の中で最下位だ。

 「協調性」に続く2番目として、世界のCEOは「コミュニケーション能力」を選んだ(回答率67%)。日本の経営者は76%が選んでおり、「コミュニケーション能力」が1位になっている。ここについては世界と日本の差はあまりない。

成功する社員に「現状打破力」と「自己主張」は不要?

 ここまで紹介してきた調査結果は米IBMが実施した“The Global CEO Study 2012”の日本語版に基づいている。日本IBMが調査結果を発表したのは今年の5月23日である。それからしばらくして、日本企業の姿勢について同様の調査結果が別の組織や団体から公表された。

 一つは日本経済新聞が7月16日付で報じた『人事トップが求める新卒イメージ調査』の結果である。日本の企業136社の人事トップが回答した。大学新卒者に求める人材像の項目は、第1位が「コミュニケーション能力」(59.6%が選択)、第2位が「チャレンジ精神」(54.4%)、第3位が「主体性」(35.3%)となっている。「協調性」は7番目で、それほど高くはない。

 続いて日本経済団体連合会が7月30日に出した『新卒採用に関するアンケート調査結果』によると第1位は「コミュニケーション能力」(82.6%が選択)、第2位は「主体性」(60.3%)、第3位は「チャレンジ精神」(54.5%)だった(関連記事『採用選考で最も重視されるのは「コミュニケーション能力」ってホント?』)。この調査では「協調性」は第4位に入っている(49.8%)。回答社数は582社、回答者の肩書きは明らかではない。

 三つの調査結果をまとめてみる。日本企業は社員に「コミュニケーション能力」と「チャレンジ精神」、そして「主体性」を求めているが「協調性」はそれほどでもない、ということになる。

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「「協調性」を最重要視する世界各国、重視しない日本」の著者

谷島 宣之

谷島 宣之(やじま・のぶゆき)

日経BPビジョナリー経営研究所

一貫してビジネスとテクノロジーの関わりについて執筆。1985年から日経コンピュータ記者、2009年1月から編集長。2013年から現職。プロジェクトマネジメント学会員、ドラッカー学会員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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