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姿を現したインドの有人宇宙船

有人打ち上げ能力保有に向けて着実に前進

2014年2月21日(金)

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 ここに来て、有人宇宙活動を巡る動きが世界的に急速に動いている。2月13日、インドの大手航空宇宙メーカーのヒンドスタン航空機(HAL)は、インドの有人宇宙船計画「HSP」向けに製造した、カプセル型有人宇宙船の乗員モジュール(CM)の1号機を、インド宇宙研究機関(ISRO:Indian Space Research Organization)に引き渡したと発表した。

ISROのヴィクラム・サラバイ宇宙センター(ティルバナンタプーラム)で行われた引き渡しセレモニー。背後に乗員モジュールの構造体が写っている。左がHALのJeyakar Vedamanickam 航空宇宙事業部長、右がISROのShri John. P. Zachariah 研究開発ディレクタ-(Photo HAL)

 この乗員モジュールは今後、生命維持システムや電子部品などを艤装した上で、インドが開発中の新ロケット「GSLV Mark III」初号機に搭載して、無人試験を実施する。GSLV Mark IIIは、静止トランスファー軌道に4.5トンの物体を打ち上げる能力を持つ。これは日本のH-IIAと同クラスの能力だ。初号機は今年4月にインド東岸のスリハリコタ宇宙センターから打ち上げる予定。乗員モジュールは地球を周回する軌道には入らない。弾道飛行した後に、大気圏に再突入して、インド洋に着水する。初の有人打ち上げは2016年に予定している。

インド初の再突入試験機「SRE」(Photo ISRO)

 インドの有人宇宙船への取り組みは、2006年に始まった。2007年1月には、最初の再突入試験機「SRE」をPSLVロケットで打ち上げている。SREは弾道飛行した後インド洋に着水した。

 2009年には、2016年の有人初飛行を含む有人宇宙船開発計画がスタートした。当初は2人乗りと比較的小型の有人宇宙船を、現在運用中の「GSLV Mark II」ロケットで打ち上げる構想だった。現在は、3人が1週間程度宇宙に滞在できる重量3トンの有人宇宙船へと大型化している。ISROは有人飛行達成の先に、有人月飛行も検討している。

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「姿を現したインドの有人宇宙船」の著者

松浦 晋也

松浦 晋也(まつうら・しんや)

ノンフィクション作家

科学技術ジャーナリスト。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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