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降雨観測ミッション、17年目の後継機打ち上げ

全地球的な降雨状況を高頻度で把握

2014年2月27日(木)

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月28日、GPM(全球降水観測 Global Precipitation Measurement)計画の要となるGPM主衛星をH-IIAロケット23号機で、種子島宇宙センターから打ち上げる。GPMは、地球全体で雨がどのように降っているかを観測する地球環境観測計画。3時間間隔で全地球的な降水分布を観測することを目標に、日本と米国を中心に、欧州宇宙機関(ESA)、フランス、インド、中国などが協力して計画を推進している。複数の衛星を用いて、宇宙空間からレーダーを使って観測する。GPM主衛星はこの核となる重要な衛星だ。

軌道上のGPM主衛星想像図(Photo NASA)

 地球は、海流や雲の移動、降水・降雪といった水の循環によって、太陽から受ける熱エネルギーを移動、拡散させている。水蒸気から液体へという相変化を伴う降雨の観測は、地球全体の環境を把握するために必須だ。しかし、宇宙から降雨状況を観測する計画は、予算不足で長年苦難の道を歩んできた。日米共同で世界初の降雨観測衛星「TRMM」を打ち上げたのは1997年。GPM主衛星は、先代から17年目にしてやっと実現した後継衛星なのである。

2種類のレーダーで観測精度を高める

 GPM主衛星は、重量は3.85トン。軌道上で太陽電池パドルを拡げた状態では全幅13メートルにもなる。主センサーである「2周波降水レーダー(DPR)」の開発は日本が、衛星本体及び副センサーの「マイクロ波放射計(GMI)」の開発・製造は米国が担当する。衛星の打ち上げは日本、運用は米国の担当だ。

 衛星の設計寿命(打ち上げ後、最悪でもこの時点までは正常に動くことを目指す)は本体が3年2カ月。別途、軌道維持に必要なスラスター(姿勢変更と軌道高度維持用小型ロケットエンジン)の推進剤は5年分を搭載する。

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「降雨観測ミッション、17年目の後継機打ち上げ」の著者

松浦 晋也

松浦 晋也(まつうら・しんや)

ノンフィクション作家

科学技術ジャーナリスト。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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