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今年こそ、社長が喜ぶシステム開発を

開発の疑問5点と成功の勘所5点

2015年1月5日(月)

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 「なぜこれほど時間と金がかかり、しかも望んだシステムが出来上がらないのか」――。

 情報システムの開発に対して不満を持つ社長は多い。社長が抱く典型的な疑問と開発を成功させる勘所について改めて考えてみたい。典型的な疑問として次の5点を取り上げる。

  • 疑問1・なぜ時間がかかる
  • 疑問2・なぜ金がかかる
  • 疑問3・なぜ簡単にできない
  • 疑問4・なぜ要望が伝わらない
  • 疑問5・なぜ自動化できない

 ここから先の記述は社長とシステム開発に詳しい友人との対話形式にする。疑問5点に言及後、勘所を説明する。

疑問1・なぜ時間がかかる

社長:営業のやり方と組織を変えようと準備を始めたが、「情報システムの手直しが間に合わない」と情報システム部門の責任者が泣きついてきた。製品別でやってきた営業組織を顧客別に組み直す、ついてはどの顧客にどの製品を納めてきたか分かるようにしてくれと頼んだ。たったそれだけなのに「半年はかかる」と言う。なぜ時間がかかるのか、さっぱり分からない。

友人:「たったそれだけ」と言えるかどうかは、顧客に関する情報を今までどのように記録していたのか、それ次第だ。君のところのシステムは結構前に作ったものだから設計が古い。製品中心の記録になっていたら、どの製品をどの客に売ったのかは分かるとして、逆の結果はすぐに出せない。顧客の情報を溜めるデータベースを新たに設計するとなったら半年どころでは済まない。

社長:情報システムの責任者はファイルの設計がどうのこうのと説明をしていた。検索のやり方に応じて設定を変更するから手間だとか、関連するアプリケーションを見直すとか、画面は作り直しだとか言っていたな。聞いてもよく分からなかったが。

友人:言っていることはおかしくない。データはまとめられていても、それを引っ張り出すために、データの設定を変えようとすると時間がかかる。データを処理するアプリケーションソフトと、利用者が見る画面まで作り直すとなると、それにも時間をとられる。

 データとアプリケーションと画面は複雑に絡み合っていることが多いから、どこかを直すとその影響があちこちに及ぶ。どこにどう影響するか、いちいち確認しなければならない。手直しした後に、問題なく全体が動くかどうか、テストをして検証する。新しい画面を見た営業担当者が「いや、ここはこうしてくれ」とか言い出したら、またやり直しだ。

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「今年こそ、社長が喜ぶシステム開発を」の著者

谷島 宣之

谷島 宣之(やじま・のぶゆき)

日経BPビジョナリー経営研究所

一貫してビジネスとテクノロジーの関わりについて執筆。1985年から日経コンピュータ記者、2009年1月から編集長。2013年から現職。プロジェクトマネジメント学会員、ドラッカー学会員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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