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忘れない…震災1年後の神戸の夜、悲しみの先に見た光を

私にとっての阪神・淡路大震災20年(2)

2015年1月23日(金)

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 1995年1月17日未明に発生した兵庫県南部地震、そして6434人もの方が亡くなった阪神・淡路大震災から20年が過ぎた。

 その20年という節目を迎えるにあたって、当時の記録や資料、写真をくまなく見直したのだが、その被害の大きさは「想像を絶する」ものだった。自分自身で現場をくまなく見たはずなのに、なぜ「想像を絶する」と思ったのか……。

 それは、16年後、のべ50回も訪ねてきた東日本大震災の被災地の惨状があまりにも鮮烈だったからだと気付いた。私の脳裏に焼き付いていたはずの阪神・淡路大震災の被害の記憶は、東日本大震災の現場取材の経験によって「上書き」されてしまっていたのだろうと思った。

1000枚のポジフィルムが呼び起こす鮮明な記憶

 しかし、記憶は消えてはいかなった。

 ともに現地取材をした写真家の山本皓一さんから20年ぶりに提供していただいた約1000枚のポジフィルムの一コマ一コマを見るうちに、20年前の惨状が、記憶が驚くほど鮮明に蘇った。

1995年1月22~26日、神戸市内の大規模火災の焼け跡。(写真・山本皓一)
1995年1月22~26日、神戸市内の倒壊した住宅地。(写真・山本皓一)

 阪神・淡路大震災から20年目を迎えた2015年1月17日をはさみ、メディアはこぞって20年前の巨大災害を報じたが、それは何日も続いたわけではなかった。

 それではいけない。私は、この「日経ビジネスONLINE」を通じて、「語り継ぐ」ことを続けることにした。

コメント2件コメント/レビュー

あのときは昼夜を厭わない突貫工事で道路、鉄道などが次々に復旧されていった。あのときの現場の作業員の方々と関係者には感謝するばかりである。いまでもあのときの光景が甦ってきて胸が熱くなる。余談だが、発生直後に家具の下敷きになって脱出するまでに時間を要し、近隣の3箇所で発生した火災に恐怖を感じた。このような体験は誰もが遭遇できるものではない。(2015/01/23)

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「忘れない…震災1年後の神戸の夜、悲しみの先に見た光を」の著者

山根 一眞

山根 一眞(やまね・かずま)

ノンフィクション作家

ノンフィクション作家として先端科学技術分野の熱い人間像を描き続ける一方、3.11被災地支援活動も人生の大きな柱です。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

あのときは昼夜を厭わない突貫工事で道路、鉄道などが次々に復旧されていった。あのときの現場の作業員の方々と関係者には感謝するばかりである。いまでもあのときの光景が甦ってきて胸が熱くなる。余談だが、発生直後に家具の下敷きになって脱出するまでに時間を要し、近隣の3箇所で発生した火災に恐怖を感じた。このような体験は誰もが遭遇できるものではない。(2015/01/23)

阪神淡路大震災にしても東日本大震災にしても、関係者の殆どが「決して忘れない」と発言している。にも拘わらず、多くの人が元住んでいた場所での再興を願っている。同じ災害を二度と再発させない決意なら、例えば、「活断層付近は原則建築禁止」等の規則を制定すべきだが、ニュースで聞いた事もない。鉄筋コンクリートであれば鉄筋の太さや本数を増やすだけで「対応可能」と言う事なのだろうか?この様な態度は自然に対して傲慢でありすぎる。人間は自然の脅威に対して、もっと謙虚であるべきだと思う。狭い日本ではあるが、地震や津波に対してもっと安全な土地はある。住居だけでなく企業の事業所等も制限すれば、安全な土地で仕事も得られる。今からでも遅くないから、復興はより安全な土地に限定するよう法で規制すべきだ。東日本の復興では何メートルもの盛土をやっている場所があったが、盛土は地盤が安定するまで時間が掛かり、厚ければ厚いほど必要時間は長くなる事は沿岸地域に多い埋立を見てもよく分かる。安定したと思っても、地震で液状化が発生しやすい。「耐震技術」を過信せず、災害は「避ける」を最良の対策とすべきだと思う。(2015/01/23)

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私自身もブラックベリーとともに育った人間。そんな会社がそのまま消滅するのを見たくなかった。

ジョン・チェン カナダ・ブラックベリーCEO