• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

レクサス、販売は目標の半分

主力車「LS」出る秋まで辛抱続く

  • 伊藤 暢人

バックナンバー

2006年1月23日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 昨年、にわかに活気づいた日本の高級車市場。これまで、ドイツの「メルセデス・ベンツ」「BMW」「アウディ」などの輸入車が独占してきたこの市場にトヨタ自動車(株価)が「レクサス」を投入したのが引き金となった。ところが、2005年の販売台数を見れば、レクサスの販売台数は目標の半分程度にとどまった一方、ドイツ3社は前年比で台数を伸ばし日本での根強い人気ぶりを改めて見せつけた。

 日本自動車販売協会連合会などによれば、レクサスは8月30日の発売から4カ月余りで1万293台を販売。これは、当初目標として掲げた「2005年中に2万台」の51%。一方のBMWは主力の「3シリーズ」のモデルチェンジなどで、対前年16.2%増の4万4980台と大幅に販売台数を伸ばした。メルセデス・ベンツの乗用車は同4.8%増、アウディも同11.6%増と販売台数を上積みした。

2005年はドイツ勢が勝利

 特にドイツ3社で人気を集めたのは、BMWの「1シリーズ」やメルセデスの「Aクラス」など。価格が250万~400万円で、輸入車としては小型のクルマだ。レクサスよりも低めの値付けで、若年層やファミリー層から支持を集めた。さらに、基本的に値引きしないレクサスに対し、「レクサスを見て来たと言うと、BMWのショールームでは値引き額を増やしてくれたので、結局そちらを選んだ」(都内の30代のサラリーマン)という声もあるなど、各社はあの手この手を講じた。富裕層を巡る競争は始まったばかりだが、序盤戦の2005年はドイツ3社に軍配が上がった。

 レクサスが苦戦した最大の理由は、旗艦車種である「LS(現セルシオ)」の新型の投入が遅れたことだ。通常、高級ブランドを新規に立ち上げる場合、看板となる最高級車を最初に投入するのが、オーソドックスな方法だ。ところが、昨年レクサスは「GS」「SC」「IS」の3車種を投入したのみ。モデルチェンジの時期がずれたLS抜きでのブランド展開を強いられた。

 一般的には、自動車会社の広告はクルマの写真を使い、車名を強調する。販売増につながり、ブランドのイメージも浸透させやすいからだ。ところが、看板車種のないレクサスは、ブランドの内容やイメージを訴求する広告を集中的に展開した。その広告も購読者の年齢や性別ごとに分けて対象が絞り込みやすい雑誌などを中心に据え、不特定多数に情報が届きやすいテレビへの出稿は抑えた。

コメント0

「時事深層」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

定年後の社会との断絶はシニアの心身の健康を急速に衰えさせる要因となっている。

檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師