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カリスマ逝って見えた空白

宅急便のヤマト、有富会長が突然社長に復帰

  • 村上(桑田) 富美,谷川 博

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2005年10月3日(月)

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11月の持ち株会社制への移行を機に、社長に復帰する有富会長

 偉大なる「カリスマ」亡き後の迷走——。ヤマト運輸が9月22日に発表した社長人事が関係者に、こんな思いをよぎらせている。

 11月1日に予定している持ち株会社制への移行に伴い、有富慶二会長が同社の社長を兼務する形で復帰、山崎篤社長が取締役に退く。

 新体制発足は、創業期と「宅急便」開始に続く第3の創業と位置づけられる。持ち株会社の下に、現在は売り上げで8割、利益で7割を占める宅急便事業の「デリバリー」、金融事業の「フィナンシャル」、引っ越し事業を主とする「ホームコンビニエンス」など6つの子会社を置き、収益を宅急便だけに頼る「1本足打法」(山崎氏)から脱却し、小口総合物流企業を目指す。

 この戦略自体に疑問を差し挟む向きは少ない。今回の人事が社内外に波紋を広げたのは、6月30日に死去した宅急便の生みの親、小倉昌男氏が会長を退いてから現在までの10年間に、第3の創業を担うべき人材が育っていなかった事実が浮き彫りになったからだ。

山崎社長退任の2つ目の理由

来年6月に就任する後継社長の有力候補 木川 真 氏 ヤマト運輸常務 小倉 康嗣 氏 デリバリーカンパニープレジデント 上沼 雄治 氏 ヤマトホームコンビニエンス社長

 ヤマトの説明によれば、社長交代の直接の理由は山崎氏の健康問題。今年4月に大腸のポリープ摘出手術を受けたが、その後も会社を休みがちだった。自身、「肉体的には快方に向かっているが、気力が衰えた」と打ち明ける。ただし、「病気だけが理由ではない」との見方は少なくない。

 山崎氏は宅急便の現場のたたき上げ。本社の部長になるか、支店幹部になるかという二者択一を提示され、迷わず支店を選んだこともある。裏返せば、宅急便には精通しているものの、今後のグループ経営の舵取りには「相当な重圧を感じていたようだ」(古参幹部)。

 本人も、「従来は現場で経験を積み、年次で昇格して社長になった。しかし、今後は社外の人材も交えた指名報酬委員会(4月設置)で客観的に選ばれて、かつトップとしての自覚のある人が社長になるべきだ」と話す。

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