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勝ってたら首相も見えた

堀江 貴文 氏[ライブドア社長兼最高経営責任者]

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2005年9月19日(月)

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衆院選で亀井静香氏に敗れたホリエモンが政治を語ること1時間。 テレビ中継では伝えられない真意を選挙後、本誌だけにぶちまけた。 亀井氏、自民党、民主党、有権者…。風雲児が見た舞台裏の全真相。

 あっ、まただ。俺、「敗軍の将、兵を語る」2回目の登場だ。すげーなぁ。

 投票していただいた方には、「僕のことを信じてくれてありがとうございました。だけど結局、僕はダメでした。皆さんの期待に応えられず、すみませんでした」ということだけです。

 議員になるというのは、夢でも何でもなくて、改革を進めるための単なる1目標なんです。早くやりたいんですよ。でもやらせてくれないからね。まあ、いいんじゃないの。やらせたくないんだったら、それで。それが皆さんの審判なわけだから仕方がないよね。

堀江 貴文(ほりえ・たかふみ)氏

本当に政治家ってバカだな

 健闘したとか言うけど、選挙は票を取った取らないの問題じゃなくて、勝ち負け。負けちゃったら意味がないですから。まあ、組織がないと選挙ができないってことでしょ。

 投票率79%(広島6区)でも組織票で負けちゃうんだったら、僕はともかくとして政治をやる気があるヤツがやらなくなっちゃうと思うんですよ。そしたら、やっぱり優秀な政治家は出てこないよね。だって選挙は面倒くさいもん。こんなことやんないよ、普通。

 でも能力あるヤツがやらなくなる世の中を作っているのは組織票で入れちゃう国民なんだから、しょうがないよね。組織票がこれだけ幅利かせてる。それが政治の現実ですよ。

 議員になろうと思ったのは、ふるさとが荒廃してしまうことに対する危機感からですね。日本は、自分の出身地だし、すごく好きなんです。そこがおかしくなる事態だけは避けなければいけないなと。

 広島を選んだのは、亀ちゃん(亀井静香氏)に勝ちたいというのが、まず大きい。彼は、古い政治の象徴みたいな人じゃないですか。

 そういう既得権益を守ろうとする人は、本当は自民党内にまだいると思いますよ。でも、みんな死んだふりしてるからね。森喜朗さんとか、加藤紘一さんとか、山崎拓さんとか、多分みんなそうだろうと思うんだけど。今回、郵政民営化に反対しなかった割と要領のいい人たちがまだ残っている。

 だから、そういう人たちを黙らせたいというか、もう政治の世界から消えてもらいたいという思いがあって、衆院選に出馬することにしたんです。

 でも、まあ、いいんじゃないんですか。広島6区は例外で、全国的に見れば与党が320議席超という形で、小泉(純一郎自民党総裁)さんが圧勝しちゃったから。古い人たちも文句を言えなくなるという意味で言うと、まあ、良かったのかなと。とりあえずはうまくいきそうだから、結局、僕が出るまでもなかったのかもしれないね。

 ただ、改革路線はうまくいってるんだけれども、若返りは結局果たせませんでした。それは問題だよね。やっぱりほかの国に比べると、議員の年齢が高めかなと。せいぜい30代、40代が立つべきだと僕は思うんですよ。あわよくば世代交代までやれればと思ったんですけど、これは当分、世代交代はないなっていう感じですね。

 政治の世界で若いと言われたって、企業の世界じゃ若くも何ともないんだから。それは政治家同士の相対比較で若いだけです。政治は年寄りじゃないとできないっていうのは、固定概念でしかない。若くて優秀なヤツはどんどん出てきていますからね。

 この若返りと既得権益層を一掃するという役割が一気に進められるのが、広島だったということです。そう考えると、今回負けてしまったのは、ちょっと辛いですよね。

 最終的に自民党からの公認を得られなかったのは、社長を辞めろとか訳の分からないことを言い出すので、最後はふざけんなよという話になったんです。本当に政治家ってバカだなと思ったんだけど。

 最初は、千葉や大阪の、とにかく都市部で勝てそうなところがいっぱいあって、自民党の武部(勤幹事長)さんとかと「どこから出る?」みたいな話だったんです。比例で重複立候補という話も出てたけど、民主党の岡田(克也代表)さんと会ったのが気に入らなかったみたいで、途中から、天秤にかけてるとか言われるようになって。

 民主党の話だって聞きたいじゃないですか。一応、今までの改革のイメージだと民主党なわけで、僕のカラーも民主党のイメージなんですよね。だから岡田さんが郵政民営化賛成と言ってくれるんだったら民主党でもいいかなと思っていたわけです。

 僕、岡田さんに「ぶっちゃけた話、何をやりたいんですか」と聞いたんですよ。彼は「政権交代です」と言うから、「だったら郵政民営化賛成と言わないと絶対に政権交代できませんよ」って言ったんですけど、それは無理だと。その時に、「ダメだ、この人」と思いましたよ。僕、岡田さんに「負けますよ」と言いましたもん。

 まあ、こういう岡田さんと会ったという情報に加えて、あとは僕が自民党に入ってくることに対して、やっぱり危機感を持っている人たちが反発するわけです。堀江が入って何か変な影響があったら嫌だとか、反対のファクスがものすごくたくさん党本部に届いているとか、いろいろな理屈をこねられた。とにかく男の世界というのは嫉妬の嵐なんですよ。飯島(勲首相秘書官)さんが結構言ってた。

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