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夏商戦、デジタル家電に伏兵

発売時の3~4割引き、低価格の中古市場が急成長

  • 宮東 治彦,大竹 剛

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2005年7月4日(月)

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ソフマップ店頭では、多くの来店客が人気のDVDレコーダーの中古品を熱心に品定めしていた

 東京・秋葉原——。夏のボーナス商戦を目前に最新のデジタル家電が並ぶ電気街でもひときわ客で混雑する電器店がある。家電量販店大手、ソフマップのカクタ店だ。

 同店には1階、2階にずらりと中古デジタル家電が並ぶ。例えば、DVDレコーダー。330ギガバイト(ギガは10億)のHDD(ハードディスク駆動装置)を内蔵する東芝の中古DVDレコーダーは6万円強の値札がついていた。ソニーの「スゴ録」(250ギガのHDD内蔵)は5万円台半ばだった。いずれも昨年のモデルだが、発売当初の価格より3~4割安く、現行機種よりも割安だ。2年前に発売された中古DVDレコーダーは3万~4万円台の製品が多かった。

 HDDや半導体メモリーに音楽を保存するデジタル携帯オーディオも同様だ。米アップルコンピュータの「iPod」が人気で、入荷次第すぐ売れるという。ソニーの「ネットワークウォークマン」も好評で、値段は新品より5000円ほど安い。見た目は中古に見えないものばかり。デジタルカメラも新品で2万~3万円台のものが、中古品は1万円台のものが多い。

 「機能は最新機種より劣るが、専門工場できちんと再生しているし、値段も割安。人気機種は入荷直後に売れちゃいます」。売り場責任者はこう話す。

中古にも「三種の神器」

デジタル市場は急拡大 DVDレコーダーとデジタル携帯オーディオの販売台数の推移

 価格低下が続くデジタル家電で、中古品市場が急拡大している。中でも目立つのが、デジカメ、DVDレコーダー、デジタル携帯オーディオの3品目で、今や「中古デジタル家電の三種の神器」(ソフマップ)と呼ばれる。

 実際、ソフマップの中古デジタル家電の年間取扱高は20億円で急成長している。「デジタル家電の中古市場が急拡大したのはここ1~2年。メーカーの販売競争で新製品が年2~3回も登場するようになったうえ、瞬く間に機能が向上する。そのため、一度新製品に飛びついても、1~2年で次の製品に買い替える消費者が広がっている」。ソフマップの増田稔店舗営業本部デジタルAV推進部長は、最近の動向をこう分析する。

 同社は、直営の全国二十数店舗や提携する全国70店舗のほか、宅配便などを利用した下取りサービスを実施している。ソニーやアップルなどがネット直販サイトで実施している下取りサービスでも、実は裏で中古品を買い取っているのはソフマップだという。

発売後すぐに中古市場に商品が登場する

 これら中古品は、ソフマップが保有する再生センターで、外装や部品を補修し、HDDや半導体メモリーのデータを消去して再商品化する。中古品の保証期間は1カ月だが、一定の料金を払うと3年保証するサービスも行っている。中古パソコン再生販売の最大手だけあって、中古品の買い取り査定や値付けのノウハウも持つ。

 「HDDを搭載したデジタル家電の構造はパソコンに近く、再商品化も難しくない。それに新品販売は競争が激しく粗利益率は10%ないほどだが、中古品は自社再生なので30%近い粗利益を取れる。メリットは大きい」(ソフマップの担当者)。これが中古デジタル家電急増の実態だ。

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