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東京ガス

原油高ばねに、グループ一丸で攻める

  • 星 良孝

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2006年5月1日(月)

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 原油高を中心としたコスト増の逆風を、積極的な販売と環境対応を武器に押し返す。「エネルギー会社において、東ガスほど今後の成長戦略が明確に見えている企業はない」。大和総研企業調査第一部の阿部聖史シニアアナリストは東京ガスをこう評価する。

 2006年3月期の連結決算は増収減益。売上高は前年比6.4%増の1兆2665億円となったものの、経常利益は25.7%減の986億円になった。大幅減益は、原油高などの影響で主要原料の液化天然ガス(LNG)価格が上昇し、原材料費が前年比で33.2%も膨らんだことが大きい。

 2005年1月に約5%値下げしたことも響いた。増収となったのは2005年12月~2006年1月の月平均気温が、平年よりも1~3度低い厳冬になったうえ、景気回復の恩恵も受けて、ガスの消費量は前期比で7.1%増えたことによる。

今期は増収増益見通し

 原油高の環境は変わらないが、この4月に東ガス社長に就任した鳥原光憲社長は「今期は大幅増益になる」と強気の姿勢を見せる。2007年3月期は連結売上高が前期比8.2%増の1兆3700億円、経常利益は27.7%増の1260億円と予測する。

 増益見通しの背景は、消費量の増加基調が続くのと、今期に料金値上げを予定していること。値上がりしているも、LNGは他の燃料と比べて依然として割安感がある。

 原油価格は2004年の年初から2年間で約2倍に高まったのに対して、LNG価格は約1.5倍の上昇にとどまった。環境負荷の低さも追い風だ。消費燃料の削減計画の作成を課せられた企業は、天然ガスの利用が進み、産業用を中心に燃料を重油からLNGに切り替える動きが出ている。

 料金値上げは、9年前から導入された「原料費調整制度」が適用され、原料のLNGと液化石油ガス(LPG)の価格上昇に合わせて、3カ月ごとに値上げできる。この制度によって、今年4月に続いて7月にもガス料金は1m3当たり約100円値上げされる。

東は福島から、西は静岡まで

 今期は、2010年度を最終年度とする5カ年計画の初年度。5カ年計画では、「半径200km構想」「LNGバリューチェーン構築」という2つの戦略を中核に据えている。半径200km構想とは、営業エリアを北は福島県や新潟県、東は静岡県という、東京を中心とした半径200km圏内に広げる戦略だ。エリア拡大は顧客への直接販売以外に、他事業者への卸供給も含む。

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