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デル、“GE流+トヨタ流”改善を推進へ(日経情報ストラテジー)

  • 杉山 泰一

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2006年5月12日(金)

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 パソコン大手の米デルが、世界的に有名な2つの業務改善手法を組み合わせた「リーン・シックスシグマ」の推進体制を強化した。同手法は、トヨタ流改善手法「カイゼン」と、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が1990年代半ばに磨き上げた「シックスシグマ」を融合させたものだ。

 デルのリーン・シックスシグマ手法は、「BPI(ビジネス・プロセス・インプルーブメント)」と呼ぶ年次プロジェクトベースの業務改善活動の中で使う。デルは多くの米国大手企業と同様、90年代後半からシックスシグマを採用していたが、ここ数年徐々にカイゼンの要素を盛り込んできていた。

 デル社内には、BPIで使う業務改善手法を詳しく解説した教科書が存在する。2006年2月に発行した2006年度版のBPI教科書で、リーン・シックスシグマ手法を本格的に取り上げるようになった。従来300ページだった教科書は、一気に400ページとなった。

 これを受けてデル日本法人は3月、シックスシグマあるいはリーン・シックスシグマを使ったBPIプロジェクトを21個スタートさせた。21人のプロジェクトリーダーはそれぞれ社内で自由に人を集め、平均5人のチームを結成。4月26~27日、5月11~12日の計4日間に分けて、各リーダーが改善すべき業務課題の真因の分析結果を発表。11月から来年1月までをめどに、改善策の案を考え出し、パイロット導入を済ませ、改善効果の実証データを集め、有効策を確定させる。

 BPIプロジェクトの推進支援役を担う小菅一憲・経営品質本部BPIマネージャーは、今回のBPI改訂のポイントをこう説明する。「一番強調されていた点は『時間』だ。まず業務の流れを細分化し、付加価値を生み出している作業と、そうでない作業に分ける。次に付加価値のない作業に費やす時間をいかに短くするかを考える」。これは、トヨタ流カイゼンの中核的アプローチの1つである。

JITとの親和性が高いデルの事業構造

 デルは、消費者から注文を受けてからパソコンを短時間で生産・出荷する。必要な時に必要な数だけ生産し、在庫をゼロにする「JIT(ジャスト・イン・タイム)」を実現しやすい。つまり、トヨタ自動車と類似の事業構造だ。製品の価格帯や製造の複雑さこそ違うが、カイゼンへの適合性は高い。

 2002年11月にGEからデルに転職した小菅氏は、「BPIで使うシックスシグマは、GEで使うものとは違って、高度な統計分析ソフトを一切使わない簡易的な手法だ。その代わり、5 Why(なぜを5回繰り返すことで問題の真因を突き止める手法)や5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)など、カイゼンの重要な概念やツールが多数盛り込まれている」と説明する。

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