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任天堂

絶好調「DS」に、次世代ゲーム機「Wii」が拍車

2006年5月12日(金)

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 「現在、家の中には、ゲームをする人としない人が明確に分かれている。我々はこの状況をWii(ウィー)で変えて行きたい」――。

 任天堂の岩田聡社長は5月9日(米国時間)、米ロサンゼルスで開催された世界最大のゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)」に合わせた記者会見で、「レボリューション」改め「Wii(ウィー)」と命名された次世代ゲーム機を今年10~12月に発売すると明かし、Wiiにかける意気込みを語った。

 任天堂は4月4日、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」のヒットを受けて、2006年3月期決算の上方修正を発表した。売上高は従来予想の5000億円だが、経常利益は28%増の1600億円、純利益も26.7%増の950億円になる見込みだ。これに伴い、1株当たりの年間配当金も期初予想の140円から大幅増の370円という予想に上方修正した。

 この好業績を来期以降も維持できるかどうかは、当然、Wiiの成否が大きく関わってくることになる。ライバルは、昨年11月に一足早く発売された米マイクロソフトの「Xbox360」、そして奇しくも同時期の発売となるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション3(PS3)」だ。

 E3では、PS3が今年11月に発売されることが発表され、初代プレイステーション以降、家庭用ゲーム機の王座をSCEに奪われた任天堂の捲土重来なるかが、最大の関心事として内外で報じられている。だが、Wiiにとっての本当の敵は、PS3ではなくXbox360なのかもしれない。

Xbox360は年内に1000万台、来年に3000万台

 言うまでもなく北米は世界最大のゲーム市場。任天堂にとっても同じことで、米大陸(南米含む)での売り上げは、全連結売上の約5割、日本市場の倍と、大きな稼ぎ頭になっている。今、この中心である北米市場で最も元気なのは、Xbox360である。

 E3の記者会見に突然現れたマイクロソフトのビル・ゲイツ会長は「ライバルが参入する年末までに1000万台にする」と強気のコメントで会場を沸かせた。日本では20万台に満たず存在感のないXbox360だが、欧米、特に米国では販売店での欠品状態が続くほどの好調ぶりで、全世界の出荷台数は今年6月末に500万~550万台に達する見込みだ。

 証券会社のメリルリンチは、2008年のゲーム機市場においてソニーが64%から33%のシェアに落ちる反面、マイクロソフトは16%から47%に上げると予測している。マイクロソフトは2007年中に全世界で3000万台を達成するとしており、明らかに北米市場で先行するXbox360は、任天堂にとっての最大の脅威と言えよう。

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「任天堂」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師