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味の素

課題はアミノ酸の収益性回復

2006年5月22日(月)

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 味の素の2006年3月期連結決算は、売上高は過去最高の1兆1068億円と前年比3.1%増を記録した。しかし、営業利益は前年比14.9%減の603億円と2001年3月期に連結決算を開始して以来、初めて減少した。この要因は、豚や鶏を肥育する際に栄養素となる飼料アミノ酸の低迷だ。飼料用アミノ酸事業の営業利益は2005年3月期から110億円減り47億円となった。これ以外の事業の営業利益は556億円で前期比1%増だった。

 飼料用アミノ酸が大きく落ち込んだ背景には、中国企業の台頭がある。主力製品リジンで、激しい価格競争を仕掛けられたのだ。この動きに対抗するため、今期、味の素は生産体制の見直しでコスト削減を図って価格競争力を高めると同時に、「知財戦略で中国企業を牽制する」と山口範雄社長は話す。

 既に2006年4月、米国でリジンの製法に関する特許を侵害しているとして味の素は中国企業に対して訴訟を起こした。飼料用アミノ酸を立て直し、今期は売上高1兆1800億円、営業利益715億円を見込む。

2010年に営業利益率10%超

 売上高は世界の食品メーカートップ10に入っているものの、営業利益率は5.4%で、世界大手の10%に及ばない。この収益性の低さに経営陣は危機感を抱いている。昨年発表した中期計画「A-dvance10」では、2010年に売上高1兆5000億円、営業利益率を10%超にする目標を立てている。

 この成長を実現するための新たな柱として、山口社長が注力するのが健康事業だ。例えば、アミノ酸の1種であるグリシンの睡眠改善効果に着目。2005年8月に「グリナ」を発売した。当初は女性をターゲットにしていた商品だが、男性の購入者も多く、需要が広がっている。当初の販売目標は3億円だったが、4億円を超える売り上げを記録した。

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「味の素」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

ビジネスメディア編集部長

「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長、日経トップリーダー事業開発部長などを務め、2017年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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