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ブリヂストン

世界トップ目指し、積極経営に走る

  • 佐藤 嘉彦

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2006年5月30日(火)

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 国内でダントツのトップであるブリヂストンはさらなる成長を目指し、世界各地に生産拠点を新設し始めた。今年はブラジル、2007年には中国とメキシコ、2008年にはハンガリーでも新工場が操業を開始する予定だ。

 2006年12月期の設備投資額は、前期比33%増の2700億円の見込みと、5年前の2倍以上の規模に膨らむ。2008年12月期を終わりとする中期計画では、毎年2000億円以上の設備投資を実施していくとする。

 販売面でも世界トップの座にある仏ミシュランが拠点を置く、欧州で積極的な攻勢をかけている。原材料である天然ゴムの価格が高騰しているが、欧州では転嫁せず新規受注の開拓を図っている。今年に入りポルシェ、メルセデス・ベンツ、アウディなどで新車の装着を中心に受注を獲得している。

 欧州での積極営業は業績に表れている。2005年12月期決算のセグメント別業績を見ると、欧州の売上高は前期比で13%、2006年第1四半期も前年同期比で13%の増収を達成した。こうした状況にブリヂストンは、「2006年は市場全体の需要は伸びないながらも販売本数は増える」と見通す。

国内ではダントツのトップだが…

 国内のタイヤメーカーはブリヂストン、住友ゴム工業(株価)、横浜ゴム(株価)、東洋ゴム工業(株価)の4社が競争を繰り広げる。国内トップのブリヂストンの連結売上高は2005年12月期時点で2兆6914億円と、2位の住友ゴムの5128億円を5倍以上引き離す。国内ではダントツのトップだが、世界に目を転じると、ミシュラン、米グッドイヤーと激しい競争を繰り広げている。

 野村証券金融経済研究所が作成した資料によれば、2004年の世界のタイヤ市場は920億ドル。このうちミシュランのシェアは19.4%と最大で、2位はブリヂストンの18.2%、3位はグッドイヤーの16.5%となる。上位3社で50%超のシェアを占める寡占構造にあるのが世界のタイヤ市場だ。

 この動きをさらに加速化しているのが、国をまたがる企業同士の提携だ。世界シェア6位の住友ゴムはグッドイヤーと、4位の独コンチネンタルは7位の横浜ゴムと提携し、競争力の強化に乗り出す。

 各社の力が拮抗していく中で、ブリヂストンは「グローバルタイヤ業界でNo.1に挑戦」との方針の下、独自資本で国際競争に臨む姿勢だ。独自路線は意思決定が迅速に進められるメリットをもつ一方で、財務面でのリスクが高まる反動もある。

 有利子負債から現預金を差し引いた純有利子負債額は2005年12月期は連結で約3800億円と、2004年12月期の2270億円より1600億円程度膨らんでいる。純有利子負債が総資産に占める比率は、2005年12月期に14.2%と2004年12月期の9.8%より約4ポイント増した。有利子負債を営業キャッシュフローで割った債務償還年数は2005年12月期に3.9年と、これも前期の2.0年から高まる。2006年12月期も有利子負債の水準は高まる。予想では6350億円と前期より10%増す見込み。

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