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オリックス

巧みな投資判断、次の一手は

  • 大豆生田 崇志

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2006年6月1日(木)

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 5月12日の決算発表では、好調だった業績よりも、村上世彰氏率いるファンド運用会社への出資引き上げが注目されてしまったオリックス。2006年3月期連結業績は、税引き前当期純利益が2521億5000万円と、設立以来初めて2500億円の大台に乗り、当期純利益も1663億8800万円と過去最高となった。

 オリックスはリース専業から、不動産事業、生命保険、証券会社も傘下に持つ総合金融機関へと業容を拡大してきた。好調の要因は、村上ファンドとの関係に象徴されるように、投資判断の巧みさにある。

村上ファンドも投資対象の1つ

 藤木保彦社長は決算発表の席上、記者の質問に答える形で、村上ファンドの運営会社の1つであるMACアセットマネジメント(資本金9000万円)への「出資金45%の全額と社外役員の引き上げ」を公表した。

 オリックスによると、村上ファンドの方から本拠をシンガポールに移して運営管理も自ら行うため、現経営陣から持ち分を買い取る申し出があったという。ただ藤木社長は「運用するために預けている資金は別。いろんなところで(資金を)運用しているが、(今後の運用方針は)マーケットやポートフォリオで判断する」と強調した。

 村上ファンドの設立当初から、宮内義彦オリックス会長と村上氏は個人的な関係があった。ただ、それをもってあたかも村上ファンドの黒幕のように言われるのは、村上ファンドも投資対象の1つに過ぎないというオリックスのドライな投資判断が、ウェットな人間関係の文脈でしか捉えられていないためだろう。リスクに見合うリターンが見込める限り、村上ファンドは投資対象になると見られる。

景気回復を捉えてROE19.8%

 投資とは、割安なものを手に入れて、割高な時に売ること。ただし市場で他人と同じ行動をしていては利益にはありつけない。株式相場の格言である「人の行く裏に道あり、花の山」の通り、他人とは逆の行動を取るくらいの判断力が求められる。護送船団方式から決別した日本の金融機関の収益力は、優れた投資判断を抜きに高められない。

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