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口コミの「フォートラベル」がユーザー数拡大

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2006年6月7日(水)

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旅行のクチコミサイト「フォートラベル」のトップ画面
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 旅行情報サイトの「フォートラベル」(http://4travel.jp/)がユーザー数を拡大させている。

 同サイトは、大手旅行代理店などが運営する「予約サイト」とは趣が異なり、一般ユーザーの「口コミ」を主要なコンテンツに据えた「旅行のクチコミサイト」。2004年1月のサイト開設以来、閲覧者数は伸びてきたが、今年5月に月間閲覧者数が初めて200万人を超える見込みだ。トラベラー会員と呼ばれる無料の登録者の数も、6月初旬で約1万7000人となった。

 旅行の口コミサイトはいくつかあるが、調査会社ネットレイティングス(東京・渋谷)の調べによると、同サイトへのリーチ率(インターネット利用者に占めるユニークユーザー数)は1.88%(今年1月時点)と、同カテゴリーにおけるランキングで第1位となった。

約660の旅行代理店が情報を提供

 このサイトを運営しているのは、カカクコムの子会社であるフォートラベル(東京・文京)だ。

フォートラベルの津田全泰社長(右)と請川貴之取締役(左)
フォートラベルの津田全泰社長(右)と請川貴之取締役(左)

 津田全泰(つだ・ぜんたい)社長は学生時代にネットビジネスを志し、大学卒業前に楽天の前身であるMDMに入社している。同社8人目の正社員として楽天トラベルの立ち上げなどに携わった。2003年3月に楽天を退職し、旅行会社で添乗員をしていた請川貴之氏(現取締役)と同年4月にフォートラベルを設立。翌年1月にサイトを開設している。独立については、「自分自身でサービスを立ち上げて世に出してみたかった。楽天はどこまでいっても三木谷さんの会社だったから」と話す。

 フォートラベルは津田社長の古巣である楽天トラベルとは異なり、ホテルや旅館と直接契約するわけではない。サイト内にインターネット上に散らばる旅行情報を収集・整理することで旅行者と旅行代理店や航空会社を引き合わせる。収入はこうした旅行関連企業からの広告に頼っているが、旅行者の利便性を重視しており、広告を出稿しない企業の予約サイトも紹介している。そのため情報提供元となっている旅行代理店の数は660にも及び、情報の豊富さから旅行者の人気を呼んでいる。

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著者プロフィール

上木 貴博(うえき・たかひろ)

日経ビジネス記者。2002年に日経BP入社。「日経ビジネス」「日経情報ストラテジー」を経て、2010年春から再び日経ビジネス編集部に所属。趣味は野球(やる、読む、観る)と献血(2011年7月現在で通算140回)。相撲二段。好きな作家は後藤正治。

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