• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

東レ

純利益と株価がバブル期超え、炭素繊維で高成長目指す

2006年6月14日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 東レの業績が好調だ。2006年3月期の連結決算は、売上高が前年比9.9%増の1兆4275億円、営業利益は同14.8%増の930億円と、4期連続の増収増益となった。連結純利益も同37.8%増の474億円に達し、16年ぶりに過去最高益を更新した。

 牽引役となったのは、薄型テレビ用光学フィルムや半導体回路材料などの「情報通信材料・機器部門」と航空機向けの需要が急拡大している「炭素繊維複合材料部門」。前期の営業増益120億円のうち、両部門で77%を占める。

炭素繊維で7000億円の受注

 しかもこの勢いは当分続きそうだ。東レは4月25日、米ボーイング社の新型旅客機「B787」向けの炭素繊維を、2021年までの16年にわたって供給する契約を締結したと発表した。東レは既に、B787の主翼と尾翼に炭素繊維を供給する契約を結んでいるが、今回の契約で最も使用量が大きい胴体部分にも炭素繊維を供給することが決まった。

 炭素繊維は鉄よりも軽くて硬い。そのため、炭素繊維を1機当たり約30トン使うB787では、従来の同クラス機と比較して燃費が約20%向上すると言われている。最近の原油高騰を受けて、各航空会社からの引き合いが強く、既に600機以上の受注があるという。

 東レはB787が月間10機生産されるという前提で、16年間の契約期間中に7000億円の売上を見込んでいるが、「ボーイングのトップからは月産15~16機にも対応できるよう、炭素繊維生産能力の増強を求められている。売上は1兆円を軽く超える規模になる可能性がある」(榊原定征社長)。東レは航空機だけでなく、自動車向けにも採用を働きかけていく計画だ。

 旺盛な需要に応えるため、「2010年までに1000億円規模の設備投資」(上浦正義常務)を行う。これにより、現在年1万900トンの炭素繊維生産能力を、2010年までに年産2万4000トンに増強し、2005年末に32%だった世界シェアを「2010年には39%まで引き上げる」(榊原社長)計画だ。

コメント0

「NB100」のバックナンバー

一覧

「東レ」の著者

小笠原 啓

小笠原 啓(おがさわら・さとし)

日経ビジネス記者

早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年に日経BP社入社。「日経ネットナビ」「日経ビジネス」「日経コンピュータ」の各編集部を経て、2014年9月から現職。製造業を軸に取材活動中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック