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ヒロセ電機

トヨタを凌ぐ高収益企業の決断

2006年6月16日(金)

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 東京・五反田にあるヒロセ電機の本社には、世界の名だたる携帯電話メーカー幹部がひっきりなしに訪れる。高機能携帯電話向けのコネクターでは世界シェアの半分以上を握る。開発するコネクターは、単価わずか100円にも満たない商品ながら、2006年3月期の連結売上高は1044億700万円、経常利益は386億2700万円と利益率は37.0%と高い。

 同業の村田製作所(株価) の18.7%(売上高4907億8400万円、税金等調整前当期純利益916億8000万円)や日東電工(株価) の14.4%(売上高6263億1600万円、経常利益901億9600万円)など、高収益番付の上位に名を連ねる企業の中でもヒロセ電機は群を抜く業績を残してきた。

 「キャッシュを貯めるなら配当を増やせ」。

 無借金経営のヒロセ電機の連結総資産は2006年3月期で2554億円。このうち現預金が1439億円と総資産の半分以上を占めるキャッシュリッチ企業だ。同社は配当性向を20%を目安にしており、2006年3月期の配当は前期より20円増した100円とする。こうした中で同社の連結予想PER(株価収益率)は20倍強と高収益企業の割には市場平均並の評価にとどまっているのは、「成長のためにキャッシュを有効に使わないのなら、配当をもっと引き上げるべきだ」とする投資家の意思が表れているのかもしれない。そうした声も意識してか、ヒロセ電機はさらなる成長を加速させるためのビジネスモデル構築に取り組み始めた。

ファブレスから140億円投資して自前の生産設備を増強

 ヒロセ電機は今期、設備投資額を前期比67%増の140億円に増やす。狙いは、自前の設備で携帯電話コネクターの量産体制を構築するため。

 これまでヒロセ電機は製造工場を持たない「ファブレス」を強みにしてきた。生産の約8割を外部に委託することで、バランスシートを軽くし、効率的な経営を推し進めてきたのである。ところが、携帯電話向けコネクターに関してはその方針を変更したのである。

 その理由を串田榮常務は次のように説明する。

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「ヒロセ電機」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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