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オムロン

ライバルの機先制し、中国へと走る

2006年6月20日(火)

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 中国・上海市の中心部から車で30分。日系企業の工場が点在する広い工業団地の真ん中を、1本の幹線道路が貫く。この通りはかつてこんな名で呼ばれていた。「欧姆龍路(オムロン大通り)」――。

 1981年、オムロンは日系メーカーとしていち早く、この場所に進出した。友好と歓迎の証しとして中国側は、工場に面した通りに、社名を冠した名をつけたという。中国との関わりの長さと深さをうかがわせる。

6月、FA新工場が中国で稼働

 それから四半世紀が過ぎた6月6日。オムロンは主力のFA(工場の自動化)機器を製造する新しい工場を、この地で立ち上げた。団地内で隣接していた2つの工場と、離れた場所にあった工場1つを、新たに「オムロン上海(OMS)」という1つの工場として統合したのだ。敷地内には、研究開発棟や営業担当者の研修施設、中国全域を対象にしたコールセンターなども併設している。

 中国の要人など200人が出席した開所式で作田久男社長は、稼働したばかりの新工場を「単なる生産拠点を超えたフラッグシップ施設」と位置づけた。歴史は長いが、成功しているとは言い難い中国事業の拡大。その実現に向けて、並々ならぬ意欲を改めて表明した。

国内工場集約、日本依存から脱却へ

 日本をはるかに上回る年率30~40%の高成長――。自動車産業や電機産業などを中心に、中国ではいまだにFA市場の急拡大が続いている。オムロンは国内ではシェア4割を誇る業界の巨人だが、一方で売上高の6割を国内市場に依存する収益構造を特徴とする。頼みの国内市場は、足元でこそ設備投資が活発化しているが、中長期的な成長は見込みにくい。そこでオムロンは軸足を大きく中国にシフトすることを決断した。新工場はその象徴となる存在だ。

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「オムロン」の著者

安倍 俊廣

安倍 俊廣(あべ・としひろ)

日経デジタルマーケティング編集長

1990年東京工業大学卒、同年日経BP入社。「日経コンピュータ」「日経情報ストラテジー」「日経ビジネス」で記者。「日経ビジネスアソシエ」副編集長、「日経デジタルマーケティング」副編集長などを経て、2015年7月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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