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松下電工

課題の住宅、オール松下の強みを生かす

  • 飯泉 梓

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2006年7月14日(金)

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 「小さな市場の賢いガリバー」。松下電工の畑中浩一社長はこう自社のことを表現する。

 松下電工といえば、「きれいなおねえさんは好きですか」のテレビCMが話題になった美容製品か、もしくは住宅設備メーカーとしての印象が強いが、その一方で様々な事業を展開している。携帯電話、デジタル家電向けに多層材や封止材を手がける電子材料部門、携帯電話内部のプリント基板と基板を接続する部品である狭ピッチコネクタなどの制御機器部門など、126種類の商品群を持つ。そのうち63の商品群がシェアトップで、約10商品群がシェア7割を誇る。そうした小さな市場で高いシェアを誇る商品が業績を下支えしている。2006年3月期の売上高は1兆6000億円で前年比17%増、営業利益が744億円で前年比11.6%増となった。

 ただ、主力の住空間関連事業に課題がある。全売上高1兆6000億円のうち、住空間関連は約1兆1000億円と全体の60%以上を稼ぎ出すが、営業利益は744億円のうち、377億円と半分にとどまる。全体の利益率も押し下げている状態だ。

 そんな中、市場関係者が期待するのが、松下電器産業とのコラボレーションだ。松下電器が松下電工を子会社化することを発表をしたのが2003年12月のこと。51%の出資をした。松下電器から松下電工に約2600億円の事業と3000人が移り、松下電工から松下電器に約1600億円の事業と300人が移った。これまではほとんど交流がなかった松下電器とのコラボレーションを生かして、住空間関連で様々な取り組みが実施されている。今年7月、コラボレーションの効果の1つが形になる。

 東京都世田谷区に宿泊ができるモデルハウス、「Switch! House世田谷」がオープンする。

 これは松下グループの力を結集したモデルハウスだ。パナホームが建設した家に、松下電器のテレビや冷蔵庫、洗濯機、松下電工キッチン・バス・トイレ等の住宅設備が配置され、家まるごとすべて松下グループの最新機器でつくられている。

 「電器産業と松下電工は、『生活快適ソリューション』を提供する。電器産業は快適な『時間』の提供、松下電工は快適な『空間』を提供できるようにする」と畑中社長は言う。

 空間とは住空間すべてを指している。家の周りをすべて松下で埋め尽くす――そんな野望とも思える目標を掲げ、松下電工は動きだしている。

 松下電工がTOTOやINAXといった他の住宅設備メーカーと差別化できる最も大きなポイントは松下電器が持つ電気系の商材をラインアップに加えて提案できることにある。 

 そのメリットを最大限に生かせるのがオール電化への対応だ。

 オール電化住宅には、エコキュート、IH(電磁誘導加熱)、床暖房、太陽光発電システム、食器洗い乾燥機の5点セットが必要となる。そのうちエコキュート、IH、食洗機の3つは松下電器が製造している。

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