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伊勢丹

“バーニーズ離れ”の意味

  • 田中 成省

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2006年8月25日(金)

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 「本業の百貨店事業に経営資源を集中したいという、財務上の理由に偽りはない。ただ、商品調達や売り場作りで、もうバーニーズに学ぶ必要がなくなったという理由があるのも事実」

 今年7月、伊勢丹(株価)は専門店事業の連結子会社だったバーニーズジャパンの全株式を、住友商事(株価)と、東京海上日動火災保険系の投資会社である東京海上キャピタルに譲渡した。冒頭の発言は、伊勢丹の関係者が、「不遜に思われると困るが」と前置きしたうえで解説した譲渡の理由だ。

「伊勢丹メンズ館」というブランドを確立

 バーニーズジャパンは、米バーニーズ(現バーニーズ・ニューヨーク)と1989年に資本提携した伊勢丹が、日本で「バーニーズニューヨーク」を出店するために設立した会社。2006年2月期の売上高は156億1100万円で、東京・新宿、横浜、東京・銀座に店舗を構え、運営してきた。伊勢丹にとっては、商品調達を行うバイヤーを出向させるなどの人的交流を通して、ファッション感度の高い顧客から支持を集めている商品の世界規模での調達や売り場作りなどのノウハウを吸収する意味があった。

 その後、伊勢丹は「男のファッション復権」を期して2003年に実施した新宿本店のメンズ館の全面改装とその成功が象徴するように、百貨店業界でも群を抜く商品調達力と売り場の提案力を身につけた。

 百貨店業界のブランド誘致と言えば、海外の著名ブランドが販売している商品を自社の店舗にショップごと誘致するか、欧米人向けに作られた既存の商品をそのまま仕入れることが一般的だった。

 これに対して伊勢丹メンズ館では、世界の新規ブランドを開拓するだけでなく、例えば日本人の足のデータを先方に持ち込み、ブランドのテイストを維持したまま日本人になじむ形の靴を作らせた。色のバリエーションや装飾の違いなどで「専用品」を打ち出す戦術は一般的だが、この取り組みでは、ブランドの商品政策をも変えさせているという意味で、重みが違う。

 その他、単独で店内に独自仕様のショップを構えるのが一般的だった中で、ブランドごとの壁を取り払い、複数のブランドを同じショップで買っているような感覚で比較・組み合わせ購買できる売り場作りも顧客に支持された。

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