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伊藤園

強い緑茶に安定感、次の柱を模索

2006年8月31日(木)

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 伊藤園の2006年4月期連結決算は、売上高が前年比9.2%増の2880億7700万円、当期純利益が同11.8%増の116億8500万円。4期連続で増収増益となっている。この原動力となっているのが、売上高構成比で50%を超える緑茶飲料の好調だ。売上金額では、対前年比10.1%増を記録している。

 現在、緑茶飲料市場のシェアは約30%とトップブランドの地位を確立している。今期は「緑茶飲料のシェアをさらに伸ばす」(本庄八郎社長)。緑茶飲料市場自体が伸びているうえに、「ウーロン茶や紅茶などのトップブランドは、それぞれの分野でシェアが40%に達している。緑茶はまだ成長余地がある」と伊藤園は見る。自社で茶産地育成を手がけるなど、原料調達が安定しているという強みも持つ。2007年4月期の連結業績予想は、売上高が3085億円、当期純利益が127億円と増収増益を見込んでいる。

緑茶戦争を勝ち抜く

 緑茶飲料に強い自信を持つ伊藤園。この背景にあるのが、昨年春、緑茶飲料市場で起きた熾烈な競争に勝ち抜いた実績だ。2004年にサントリーの「伊右衛門」が大ヒットしたのを機に、清涼飲料メーカーがこぞって緑茶飲料に注目した。日本コカ・コーラが「一(はじめ)」、アサヒ飲料株価が「若武者」と新製品を発売。キリンビバレッジは「生茶」をリニューアル、サントリーも「伊右衛門 新茶」を投入した。

 伊藤園も対抗措置を取った。「おいしさは香り」をコンセプトとして掲げ、茶葉の香りを引き出す製法を確立。これを踏まえて、「お~い お茶」を16年ぶりにリニューアルした。

 この結果、どうなったのか--。「昨年8月には決着がついた」と本庄社長は自信を示す。伊藤園の調査によると、清涼飲料メーカー上位7社の緑茶飲料における伊藤園の月次シェアは昨年春以前は35%程度だった。それが、競合他社が緑茶飲料に注力した3月以降は30%を切った。しかし、7月に入ると30%台に回復する。以降もシェアを伸ばし、今は35%を超えている。

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「伊藤園」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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