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業種分析――自動車

海外事業拡大で積極投資

  • 伊藤 暢人,宮東 治彦,佐藤 嘉彦

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2006年9月1日(金)

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 連結売上高を前期比13.4%伸ばし21兆369億円としたトヨタ自動車(株価)。日系自動車メーカーは、同社を代表格に2006年3月期に売上高と最終利益の両方で過去最高を更新した勝ち組と、波に乗れなかった負け組とに分かれた。

 勝ち組は、トヨタ、ホンダ(株価)、マツダ(株価)などで、その好業績を牽引したのは海外事業だ。特に、世界最大の市場である北米で、米ゼネラル・モーターズ(GM)や同じく米フォード・モーターが苦戦する中、日本勢は順調に販売台数を積み上げた。

 象徴的だったのは今年7月だ。単月ベースで米国のシェアではトヨタがフォードを抜き2位に、ホンダが独ダイムラークライスラーを抜き4位となった。日本車全体では、30%を超える状態が続いている。

 ガソリン価格の高止まりが長引き、米国の消費者の間に燃費の良いクルマを求める傾向が強いことが背景にある。9月以降に、トヨタは高級車ブランド「レクサス」の旗艦車「LS(現セルシオ)」を日米で発売。高級車市場にも、高い環境性能を備えたクルマを投入する。

 追い風は、軽自動車メーカーであるスズキ(株価)、ダイハツ工業(株価)にも吹いた。両社とも、売上高と最終利益の過去最高を更新した。

 ここでも目立つのは、海外での小型乗用車の好調ぶりだ。例えば、スズキは小型車「スイフト」の引き合いが強く、ハンガリー工場の生産台数を前期比45%伸ばし16万台とした。ダイハツでは東南アジアなどの需要が根強く、海外での小型車の販売台数は前期比で約5割増え15万5000台に達した。そのうえ、トヨタと共同で取り組む戦略車「IMV」も好調。今期は両社ともさらに海外事業を伸ばす計画だ。

苦戦の日産・三菱自・富士重

 一方、追い風をうまく生かしきれなかったのは、日産自動車(株価)、三菱自動車(株価)と富士重工業(株価)だ。

 日産は2005年9月末までを期限に遂行していた「2001年度に比べて年100万台販売を増やす」という計画を達成したものの、その反動などで下期に販売台数を落とした。今年10月以降に集中的に新車を投入する予定で、それまでは苦戦が続きそうだ。

 再建途上の三菱自は、営業利益では黒字転換を果たしたものの、減収に終わっている。昨年10月にトヨタと提携した富士重もリストラ費用などがかさみ、最終減益に終わった。

 こうした中で、株価も2極化が進んでいる。ここ1年で勝ち組企業の株価は大幅に上昇した。例えば昨年6月には4000円を切る水準だったトヨタの株価は、今年4月には一時6900円となった。6月にいったん5000円台に落ち込んだものの、7月後半以降は6000円台で推移している。


※本記事は日経ビジネス臨時増刊号「V字銘柄で勝つ投資術」(2006年6月12日発行)に掲載した記事を基に編集しています。


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