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ワタミ

試される、ソフトとハードの“修正力”

  • 田中 成省

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2006年9月26日(火)

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 「2020年に売上高1兆円」との目標を掲げるワタミ(7522)の事業多角化が本格化している。既に有機農産物の生産グループとして日本最大となった農業事業では、2005年11月に有機肥料の製造と販売に参入。北海道で肉牛の肥育も始めた。

 2004年に立ち上げた介護事業では、昨年3月、16カ所の老人ホームを展開するアールの介護(神奈川県相模原市、森吉一誠社長)を買収し、業容の拡大が続く。さらに今年11月には有機野菜を活用した総菜販売も乗りだし、中食分野への参入も果たす予定だ。

 もっとも、これら新規事業が収益にインパクトを持つようになるのは数年先のこと。当面は2006年3月期連結売上高(826億7100万円)の93.4%、経常利益(32億9200万円)の93.6%を稼ぎ出す外食事業がグループの屋台骨を支える構図が続く。

 ワタミの外食事業は、2006年8月末現在、599店舗ある。このうち、263店舗を占める基幹ブランドが、1992年にワタミが自社で開発した居食屋(食事メニューの売上構成比率が高い居酒屋)の「和民(わたみ)」だ。

 和民の出店立地は、乗降客数が1日3万人以上ある駅前のビル内。ただし、1階ではなく、家賃の比較的安い、2階以上の上層階か地下に入居している店舗が大半だ。和民は店舗の投下資本経常利益率(ROI)40%、つまり初期投資を2年半で回収できる場所に限って出店している。

 店舗ベースの営業利益率は20%。同業他社より不利な立地でありながらも、高い商品力と接客レベルで自分の入居する階にお客を引き寄せて高い売上高を叩き出し、業界の標準的な店舗に比べて2倍高い利益を確保する--。これが、和民の必勝パターンだ。

2つの策で「和民」テコ入れ

 ただ、近年はその和民の収益力に陰りが見えている。和民の既存店売上高は、2003年に対前年比で90.9%まで落ち込み、2004年が94.8%。2005年も前年比100%をクリアした月はなく、2006年に入ってからも復活したとは言い難い状況だ。今年8月は94.0%に終わっている。

 和民の既存店売上高1%は、経常利益ベースで約2億円分のインパクトがある。2006年3月期の連結決算が前年比マイナス4%の経常減益になったのも、この和民の不振が大きかった。

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