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日本精工

業界再編進め、販路拡大図れるか

  • 佐藤 嘉彦

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2006年9月25日(月)

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 自動車や産業用機械に欠かせない部品であるベアリング。日本精工は自動車向けベアリングで国内トップメーカーだ。足元の業績は、日系自動車メーカーの増産や設備投資増による産業用ベアリングの出荷増で好調だ。

 2006年4~6月期決算では、売上高が前年同期比18.3%増の1741億円、営業利益は82.8%増の148億円となった。第2四半期も需要は堅調と見込み、上期の予想を当初見込みより売上高100億円増の3450億円、営業利益を35億円増の280億円に、それぞれ上方修正した。

 日本精工はベアリング事業以外にも、エレクトロニクス産業向けの精機事業のほか、最近では電動パワーステアリング事業に取り組み収益の多角化を強化している。こうした状況を見れば日本精工の経営は順風満帆に見えるが、市場構造や競争環境の変化を考えると、成長が見込まれる海外市場の開拓に向けて新たな収益力強化策を打ち出す必要が出てきている。

 ベアリング市場は技術の成熟化が進み商品で差別化しにくい構造だ。さらに主要市場の自動車向けベアリングは顧客の自動車メーカーが世界各地に生産拠点を新設ないし増強していく動きを見せており、ベアリングメーカーもグローバル展開が欠かせない。こうした市場の変化に対応するには資本力増強が欠かせず、世界のベアリングメーカーは合従連衡を進めている。

競合の再編の影響で、世界シェアが後退

 2002年に独INAが独FAGを、2003年には米ティムケンが米トリントンをそれぞれ買収した。ライバルの国内メーカーも動きを見せており、国内シェアでは日本精工に次ぎ2位のNTN(6472)は今年7月、仏ルノー傘下のベアリングメーカーSNRを買収し、東欧や南米に拠点を手に入れた。また国内メーカー同士の合併も進んでいる。今年1月にトヨタ自動車系でベアリングシェア3位の旧光洋精工が、工作機器やステアリング部品を主力とする豊田工機と合併し、経営基盤を強化した。

 再編前の日本精工の世界シェアはスウェーデンのSKFに次いで世界2位だったが、現在は4位に後退している。一方でNTNはSNRを手に入れたことで、ティムケンと日本精工を抜き、世界3位に浮上する。

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